259 ページ9
『まぁぎょんちゃんは置いといて、授賞式の衣装候補何個かもらったんだけど採用にならなかったやつも綺麗でね』
BC「置いといちゃうの?その衣装は買おうね、どこの?」
『いや、そういうことじゃなくて』
BC「違うの…?」
『違うよ…すぐ何か買い与えようとしないで?MVで着れないかなぁ…って思ったの』
BC「見たい」
腕の中からもぞもぞ抜け出して持って来た携帯で見せてくれた衣装は艶のある生地で胸元に開きはあるもののそこまで露出も多くなくて…綺麗。
『この指輪もブレスレットも似合いそうだからしたまま撮れそうでよくない?』
BC「…そうだね」
外したくないってことだよね?かっわい。ハグしちゃお。
BC「僕も貰ったピアスしーよおっ」
腕の中でぐる、と回転してすっごく嬉しそうな顔でこっちを向いたAにキスをしたらそれにも嬉しそうにしてくれて…もう僕カワイイの過剰摂取でどうにかなりそう…。調子に乗って続けてキスしても応えてくれて…これ夢?夢なのかな?
『次会えるのは2日目の公演後かな?』
BC「エ…?27から僕らも日本だよ?」
『だって邪魔したくないし…』
BC「さすがに部屋は別だけどホテル一緒にしてもらってるのに…会えないの…?」
『邪魔じゃない…?』
BC「邪魔なわけなくない…?」
『そうなの?じゃあ…またすぐ会えるね』
BC「んーキヨウォ…嬉しそうだね」
『…うれしいもん』
BC「…やっぱ夢?」
『何が?』
BC「なんでもない…マート行こっか。今なら重いものめちゃくちゃ買ってもAごと運べる気がする」
『…何言ってんの?』
一回事務所に寄って、そこからは僕の運転でマートに向かう。いい天気だしちょっと寄り道したいなぁ…。
BC「A、なんか飲むもの買って散歩しない?…だめ?」
『んー…天気いいもんねぇ…くっつかなきゃ大丈夫だろうしそうしちゃおっか』
BC「いい日だ…」
『んっふふ、いい日だね?かわいい』
BC「かっこいいがいいんだけど…?」
『…かっこいいのはドームで見れるんでしょ?』
BC「頑張ります、家族も来るし」
『…そうなの?ご挨拶できる?』
BC「うん、だから1日目も控室おいで。みんな会いたがってる」
『緊張する…』
BC「大丈夫だよ、手繋いでてあげる笑」
『それは大丈夫…』
BC「ヤー!笑 あ、ついたね」
『待って、降りる前にちょっとだけ手…』
BC「ア゛ー…かわいい…好き…」
『…行こっか』
ほんといい日だな…。理想の休日かもしれない。
267人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:c | 作成日時:2024年1月1日 1時