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家についてごはんを食べて、お茶を飲む。クリスもわたしも他にやることがあると面倒でごはんを食べないことを選んでしまいがちで、お互いに無理強いはしないものの注意しあうような形になって2人でいると割と規則正しく食事をしている気がする。誰も褒めてはくれないけど。
相変わらずちゃんとした韓国料理は作れないけど、クリスが作ってくれることもあるしなんとかなってる。YouTubeのお料理企画は…わたしのスケジュールの都合もあるしぎょんちゃんも忙しそうでまだ始められそうにない。秋って言ってたけど冬になっちゃうかもしれないな…。お料理コンテンツは需要があるから諦めたくはないんだけど…。
『うーん…』
BC「？」
『あ、YouTubeでね…韓国料理教わる企画やろうって話になってたんだけどまだまだ始めるの先になりそうだなって思って』
BC「そういえばAに韓食作ってもらったことないね？あ、いや僕は気にならないんだけど」
『企画で教わると思うとどうも手出しづらくて…』
BC「誰か先生呼ぶの？」
『ぎょんちゃんが先生してくれることになってるよ』
BC「…毎回？」
『うん、やだ？妬いちゃう？笑』
BC「…ちょっとね」
拗ねてる？さっきよりずっと強く抱きついて揺さぶってきてかわいい…。
『…企画変えてもらおうかな』
BC「や、それはだめだよ」
『先生できそうな人いっぱいいるじゃん、リノくんとか』
BC「…か、いやなんでもない…」
『なにぃ気になるじゃん』
BC「……彼氏いるってD.O.先輩には言って」
『んっふふ…かわいいね？EXOも全員じゃないらしいけど蚕室来てくれるからその時紹介してもいい？』
BC「…いいの？」
『うーん、EXOめっちゃうるさそうだけど…でもクリスが嫌なのやだもん』
BC「緊張する」
『あ。…あのね、蚕室終わったらまたドラマロケあるじゃん』
BC「僕らの高尺前の？」
『うん、そこで…キスシーン撮るんだけど』
BC「…うん」
『台本見てくれる？』
BC「……うん」
お嬢様(わたしの役)がはじめてお相手に心を許して、でも経験がないからどうしていいか分からずに棒立ちで受け入れるだけのキスシーン。あ、クリスめっちゃ嫌そう。
『ほら見て、お嬢様初恋だから軽く触れるだけだよ。…ロケだからすぐには戻ってこれないけど、帰ってきたら上書きしてね？』
BC「うん、すぐ会いに来て。何時でもいいから」
『…ごめんね』
BC「ヤー謝らないでよぉ…」
『リップ塗らずにちゅーするのはクリスだけ…ん』
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作者名：c | 作成日時：2023年11月15日 22時
