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翌朝、もう昼に近いくらいに目覚めると目の前にクリスがいて…嬉しそうにわたしを見ていた。恥ずかしくなって抱きつくとわたしもクリスも何も着てなくて…あわあわしてしまって笑われた。

BC「おはようA、よく寝れた?お腹すいてるよね?ルームサービスでいい?」

『…うん、まず服着たいけど』

BC「また脱ぐのに?笑」

『…着る』

BC「セットも頼めるしアラカルトもあるよ…うーん、せっかくだし和食にしようかなぁ…Aどうする?」

『ん!お豆腐食べたい!』

BC「好きなの?」

『うん、大好き!嬉しいなぁお豆腐♡』

BC「ンーキヨウォ!…じゃ一緒に和食にしようかな。ここマネージャーさんのお名前で借りてるんだよね?僕が電話するから…一応、隣にいてくれる?」

『うん、ごめんね。もし日本語無理そうなら英語でも大丈夫だと思うよ』

BC「あ、なら安心…。A、着るのバスローブでいい?ルームサービス届けてくださった時とか僕が対応するし」

『うん…あ、シャワー浴びてこようかな』

BC「エー…ご飯の後でいっしょにお風呂入ろ?」

『んんん…わかった』

BC「よし!…あんまり祝ってもらうの得意じゃなかったけど誕生日っていいねぇ」

注文を終えて(全く問題なく日本語で注文していたし所要時間まで確認していた)鼻歌を唄いながら戻ってきたクリスがくれたバスローブに腕を通す。ベッドでクリスに抱きついて、あれこれ話しながら待っていたらあっという間にルームサービスが運ばれてきた。わたしがじっとしてる間にクリスが対応してくれて…悪いことはしてないのにちょっとドキドキしてしまった。

BC「Aおいで、食べよう」

『はぁい…あ、美味しそうだねぇ。お重に入ってるのテンション上がる…』

BC「A嬉しい?」

『うん!あ、見てこのお皿かわいい……なに』

BC「ンー?嬉しそうでかわいいなぁ、と思って…」

『…クリスは?嬉しくない?』

BC「いや嬉しいけどぉ!」

『よかった。…ハイ、手合わせて。いただきます』

BC「イタダキマス」

『ん!美味しいね』

BC「うん…美味しい…」

『どうしたの?嫌いなものあった?』

BC「いや…幸せだな、と思って…噛み締めてた…ありがとうA」

『ううん、どこも行けなくてごめんね。公開したら色んなとこ行こうね』

BC「うん、今日はここでA独り占めだ」

『携帯の電源1日切っとくの初めてかも』

BC「別にいいのに…」

夜中に届いたカトクに嫉妬したくせに。かわいい。

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作者名:c | 作成日時:2023年11月15日 22時

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