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呆れるクリスを横目にXXXと話して…あ、やばい。待たせ過ぎてる。

『XXXごめんね、わたしとクリスちょっとだけ行かなきゃいけないとこがあって…10分くらい待っててくれる?』

XXX「え、おれここにいていいの?」

『うん、何もなくて申し訳ないんだけど…よかったらこれ食べてて。小さい頃からのお気に入りなんだけど、甘いの大丈夫だったら』

XXX「ありがとう」

XXXを残して両親の待つ部屋に向かう。クリスは…ちょっと緊張してるみたい。

BC「10分って…もう少しかかるんじゃない?」

『いや、多分すごいあっさり終わるよ?紹介だけだし…5分って言うか迷ったもん』

BC「えぇ…?」

『淡白なの、うち。だからあんまり緊張しないで』

BC「いやそれは無理だけど!」

『着いた、いい?』

BC「…うん」

ノックをして、部屋に入るとソファに座っていた両親が立ち上がる。私だけじゃないのを見て頭を下げてる。いや取引先か。

父「お疲れ」
母「Aお疲れさま、招待ありがとう。楽しかった」

『こちらこそ来てくれてありがとう、待たせてごめんね。あ、差し入れ美味しかった。いつもありがとう』

父「で、その方は?」
母「え?もしかしてバンチャンさんじゃない?」

ね、すぐ本題でしょ?ていうかクリスのこと知ってるのか。

BC「ハイ、Straykidsノバンチャンデス。Aサントオツキアイサセテイタダイテマス。エット、マダ先ナンデスガ、結婚シタイトオモッテイテ、婚約ヲ申込ミマシタ」

『発表とかまだ先だし、結婚ってなったらまた改めて報告すると思うんだけど…とりあえず婚約したから。細かいことも決まってないし今日は簡単に紹介だけ』

父「…わかった」
母「そう、おめでとう。…バンチャンさん」

BC「ハイ」

母「Aをよろしくお願いします」

BC「ハイ!…大事ニ、シマス」

『じゃ、また。あ、これおばちゃんとこに』

SJペンの叔母にはSJの、TWICEペンの従姉妹にはTWICEのサイン入りアルバムのお土産。

父「…」
母「またね、何かあったら連絡しなさいね」

『はーい、気をつけて帰って』

BC『失礼シマス』

部屋を出て、少し歩いたところでクリスが大きく息を吐いて立ち止まってしまった。かわいい。わたしは母がクリスのことを知ってたこと以外全部想像通りだったけど…。

『…緊張した?』

BC「したよぉ…」

『ありがとう、嬉しかった』

BC「あ、キヨウォ…よし、戻ろうか」

『うん』



XXXが待ってる。もうすぐ10分経っちゃうから急がないと。

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作者名:c | 作成日時:2023年11月15日 22時

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