Peach!!!!! (ページ27)

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『ん、ありがとう…いたた』

BC「無理しないで、薬は？」

『あと2時間くらい飲めない…』

BC「じゃお粥食べてちょっと寝な。…食べさせたげようか？」

半分冗談のつもりだったけどAが頷いてくれたから…せっかく甘えてくれるのだしこの機を逃してはならない。体を起こして、お粥を匙に取って冷まして、口に運ぶ。

『おいしい…』

お茶碗に1杯分くらいを食べたところであとどのくらい食べれるか確認。だって思ってたよりいっぱいできちゃったんだ…今までの3倍くらい残ってる。

BC「よかった…まだ食べれる？あ、ハニのくれたゼリーもあるよ」

『ゼリー！…ぁ』

BC「いいよ、ちょっと待ってて」

ゼリーとスプーンを持って戻ってきたらAは自分で食べる体勢になってた。…残念。

『ごちそうさまでした。ありがとうクリス…』

BC「どういたしまして。薬飲めるまで楽にしてな？」

『じゃあ、えっと…膝枕して…？』

僕の太腿に頭を置いて、膝の近くに抱きつくみたいに手が回って…いつもより甘えてくれてる気がして嬉しいな…。髪を撫でているうちに寝ちゃったみたいだけど…時々手に力が入ってるのは、やっぱり痛いんだろうな。僕が代わってあげられたらいいのに。

振動のみで設定していたアラームが鳴る。やっとだ。

BC「A、起きれる？薬飲めるよ」

薬の場所を聞いて水と一緒に机に置くとAがハグしてくれた。

BC「…ご褒美？」

『いや、もう帰っちゃうかなと思って…』

BC「明日まで一緒にいたいんだけど…嫌？」

『なんのお構いもできませんが…あ、いたた』

BC「僕が一緒にいたいだけだから！…薬飲みな」

そうしてるうちに薬が効いて寝る準備を済ませて…当たり前みたいに一緒に寝れるのが嬉しい。

BC「A、僕Aに甘えられたり、わがまま言ってもらえたら嬉しいからね？今日みたいな時も、もっと頼ってほしい」

『…めんどくさくない？』

BC「嬉しいけど？…あ、仕事とかで無理な時もあるけど。でも甘えてくれたら嬉しいよ」

『…ん、クリスもね？…えっと、じゃあ…手繋いで？』

BC「ングゥ」

『クリス…？』

BC「ごめん、かわいくて。…ちょっとだけキスしてもいい？」

『…ん』

BC「ンンンキヨウォ…！」

僕の腕に手添えてキス待ちするAのかわいさとんでもない…、映像に残したい。

キスをして、名残惜しいけど離れ…られずにハグをしたら腰のとこに手を置いてるのがあったかくていいと言うから、そのまま眠りについた。