226 ページ26
Aの代わりにはならないけど、今いる中では一番Aに近いであろうハニをハグしながらカトクを送る。さっきまでは暴れていたけどもう諦めたみたいで大人しくしてくれている。
베이비家行っていい?
Aごめん
Aお腹痛くてむり…
やっぱり体調悪いんじゃん…。顔色も良くなかったしちょっとふらついてた。多分あの感じだと、家に着いたら何も食べずにソファで寝ちゃうんだろうな…。1人の方が安まるのかもしれないけど、でも体調の悪い時とかにこそ頼ってほしいって思うのは僕のわがままなのかな…。
베이비すぐ帰るからちょっとだけ顔見に行かせて
BC「ごめん、ちょっと行ってくる」
HN「Aヌナのとこ？体調悪そうだったもんね…あ、おれのゼリーお見舞いに持ってってよ」
BC「ありがとう、もし帰らなかったら明日マネヒョンにその荷物も預けてくれる？」
HN「あーい、気をつけてね」
タクシーに乗り込んでから、何度カトクを確認しても既読がつかない。もう家には着いている頃のはずなんだけどやっぱり寝ちゃってるのかな。
BC「Aー…？お邪魔しまーす…(小声)」
Aの家に着いて、寝ているのなら起こさないようにとそっと家に入る。リビングに入ると予想通りソファに横になってるAがいたんだけど、これは予想外。僕の服抱きしめて寝てる。かわいい。でもそれだけじゃ夏場とはいえ身体冷えちゃうから…ブランケットを掛ける。
ハニがくれたゼリーを冷蔵庫に入れておいて、お粥を作って。出来上がったものをAの前に置いて…片付けをしているとソファの方からAの声がした。
『クリス…？』
待って、もう終わるんだ。手を拭いてソファに近づくとまたAの声が聞こえた。どうやら僕がいるのには気づいてないみたいで、唸ってる？
『ん゛…痛いぃ…もうやだ…会いたかったのにぃ…うぅ…』
もう帰ったと思ってるのかな。
BC「A」
『あぇ…クリス…？本物…？』
BC「うん、勝手に来てごめんね笑」
『…聞いてた？』
BC「聞こえた」
Aの顔が見えるように正面に回り込むとAは涙目になってた。
BC「泣いちゃうくらい僕に会いたかったの？」
『…泣いてない』
床に座ってソファに肘を置いて、まだ辛そうなAを見ているとそっと手を出されて…手を繋いだら嬉しそうにしてくれた。かわいくて笑っちゃったら睨まれたけど…。
BC「お粥食べれそう？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 207人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：c | 作成日時：2023年11月15日 22時
