青林檎の音 (ページ6)

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元貴くんページ6

大森side

仕事を終えて約束の店に着くと

先に個室で待ってた白雪さん

も｢すみません、お待たせしちゃって｣

俺の方をじっと見つめて固まってる

も｢あっ、聞こえないかな…ごめんなさい...｣

この前もスマホに入力して会話してたよな…
普通に話しかけてたけど困らせちゃったかな…

A｢あっ！すみません、聞こえてます！補聴器してたら会話出来るくらいは聞こえるので。今日はスペアの補聴器で少し聞き取りずらい時もあるんですけど｣

も｢俺が壊しちゃったからだよね…すみません｣

A｢あれは本当に私の不注意なんで！気にしないでください...踏んでくださいってくらいに目の前に落としちゃったんで^^;｣

も｢踏んでくださいって...w｣

どうやら緊張で固まってたみたいだけど
話してみたら凄い気さくで可愛らしい人

も｢自己紹介まだだったよね、大森元貴です。もしかして知ってくれてたりする？｣

いつの間にかタメ口になってたけど
おそらく俺より年下だろうな

A｢もちろん！最初に会った時は気付いてなかったんですけど、帰宅してもしかしてと思って。えっと、私は白雪Aです。｣

も｢Aちゃんって呼んでもいい？｣

A｢はい、ちょっと照れますけど/// 今年で30歳なんで"ちゃん"って呼ばれる歳じゃないんでw｣

も｢えっ！完全に年下だと思ってたw｣

A｢いやいやw 大森さんより2つ上なんですw｣

まさかの年上とは...！！

もしかしたら大学生？って思ってたもんw

も｢それより、大森さんはちょっと堅いよー。あと敬語も｣

A｢それじゃ...元貴くん｣

自分から言ったのに

そう呼ばれるとドキッとしてしまった