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ズキズキ ページ5

You side




ドキドキしながら数日を過ごして
ついに大森さんとのご飯の日


個室のある行きつけのお店を予約してくれたみたいで
送られてきたお店の場所にスマホの地図を見ながら向かう


補聴器の修理に思いのほか時間が掛かるみたいで
私の耳にはスペアの補聴器

ここ最近は出番が無かったからか
久しぶりにつけたスペアは聞こえずらくて...

昨日も後ろから話しかけられたら気づけなかった^^;

たまに後ろからの自転車や車とか危なかったりするから気をつけなきゃな...

って思った矢先に

後ろから走ってきた人に肩がぶつかって
そのまま転けてしまった私

すみませんって言って走り去って行っちゃったけど

A「あちゃ...擦りむいちゃってる」

擦りむいた膝を持っていたウエットティッシュで軽く拭いて
女子力の高くない私は絆創膏なんて持ち歩いてないから
まぁ大丈夫でしょ、とズキズキする膝でそのままお店に向かった


お店に着くと少し早かったのもあってまだ大森さんは来てないようで先に個室に通されて



も「すみません、お待たせしちゃって」

10分程してやって来た大森さん


やっぱり本物だ...
私の目の前にミセスの大森元貴がいる...

しばらく固まってしまってると


も「あっ、聞こえないかな…ごめんなさい...」
と言いながらスマホに入力し始めた大森さん
聞こえてないのかと勘違いさせてしまったみたい

A「あっ!すみません、聞こえてます!補聴器してたら会話出来るくらいは聞こえるので。今日はスペアの補聴器で少し聞き取りずらい時もあるんですけど」

も「俺が壊しちゃったからだよね…すみません」

A「あれは本当に私の不注意なんで!気にしないでください...踏んでくださいってくらいに目の前に落としちゃったんで^^;」

も「踏んでくださいって...w」

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作者名:mipple | 作成日時:2024年3月5日 1時

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