青りんごは恋の味。 (ページ5)

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子犬ページ5

大森side

収録が終わって3人で楽屋に居たんだけど

すぐに若井はAちゃんを迎えに行っちゃった

も｢若井遅いな｣

り｢Aちゃん迎えに行ったんだよね？｣

も｢スタッフがついてるから迷ってはないと思うけど｣

そんな話をしていたら楽屋の扉が開いて

若井に手を引かれ入って来た女の子

ミルクティーの長い髪に色白の肌

長いまつ毛に大きな瞳

10年くらい前にも思ったけど

ほんとに若井の妹？w

久しぶりに見たAちゃんは可愛さに大人っぽさもプラスされてて目を奪われてしまう

実は歌ってる時に見つけちゃったんだよね

だってさ、あんなに若井が見てたら分かるでしょw

若井に引っ付いてウルウルな目でこちらを見ている様子は子犬のよう

わ｢おまたせ。コイツが妹のA｣

り｢Aちゃん、はじめまして。藤澤涼架です^^｣

A｢はじめまして…｣

も｢俺は昔だけど1回会ったことあるの覚えてる？｣

A｢(頷く)｣

わ｢あらら...極度の人見知りが出てるなw｣

り｢若井に引っ付いてんの可愛いw｣

も｢でも、なんかズルい｣

り｢それは分かる｣

A｢...？｣

わ｢なんだそれw A、こっち座る？｣

俺とりょうちゃんのテーブル挟んだ向かいに座る若井とAちゃん

俺の真向かいにAちゃんが座ってるんだけど
さっきから全く目が合わないw

りょうちゃんとは目を合わせて恥ずかしがりながらも会話してるのに...俺には心開いてくれてない？気のせい？

も｢Aちゃんは今、22歳だっけ？｣

A｢...そうです｣

わ｢A、仕事でピアノの講師してんの｣

り｢ピアノやってるんだ！仲間〜^^｣

A｢りょうちゃんのピアノ、音色が優しくて好きです...｣

り｢ほんと？嬉しい^^｣

りょうちゃん呼び、羨ましい...

俺ももっくんって呼ばれたい...

わ｢A、JAM'Sなんだけどさ元貴の歌声が好きすぎてファンクラブ入ったんだよ。だから今日も元貴にだけ異常に緊張してるw｣

A｢言わないでよっ...///｣

えっ...可愛すぎるだろ

も｢あまりにも目が合わないから嫌われてるのかと思ったじゃん！^^;｣

A｢大森さんのこと嫌うはずないですよ！｣

あ、俺のことは大森さん呼びなのね...^^;