52話 強固だったはずの封印 ページ6
.
.
「「「え!?」」」
Aの言葉にあたし達は驚く
「梓は、私のひいひいおじい様と共に封印を施したそうです…
この子が数年前に見に来たときには
この封印はあと50年は保てるほど強固なものだったと言っています」
「たった数年で、50年もつはずだった封印が弱まるっておかしくねえか?」
確かに変だ
封印を解くには、封印自体が弱まるか
青の城の懐中時計のように、外から何者かが干渉するかしかないはず
今回は封印自体は弱まってなかったからつまり…
誰かが意図的に封印を解こうとしたってこと?
でも一体誰が…どんな理由で…?
「『あやつは歴代の巫女の中でも、最大と呼べる程の霊力を有していた
そんな奴の封印をこれほどまで弱められるのは、それ以上の霊力を持つ者だけだ』」
Aは梓くんの言葉をそのままあたし達に伝えてくれる
霊力って確か、あたしたちで言う魔力と同じようなものだったよね
「『それほど高い霊力を持った者ならば、呪文などなにもなくとも
人形に触れるだけで封印を弱めることは可能だ
…意図していなくても…な…』」
梓くんはあたしを見つめてくる
ん?
待って、霊力=魔力ってことは、もしかして…
あたしは全身から血の気が引くのを感じた
.
.
19人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイリ(プロフ) - 雅さん» おぉ〜!なるほど!どんなテイスト(?)の本が好き?…って、トーク小説に行ったほうがいいよね?笑 (2018年12月2日 0時) (レス) id: e05d6ed44b (このIDを非表示/違反報告)
雅(プロフ) - アイリさん» ごめん返し忘れてた…好みにもよるからなあ…まずはあれかも!『きみが見つける物語』とか『14歳の本棚』みたいな短編集から読んでみて、好きな作者さんを見つけるのがいいかも!いきなり難しいやつだと続かないからね…私は本屋さんで好きな表紙の本を選んでるよ! (2018年12月1日 16時) (レス) id: dd5685c21c (このIDを非表示/違反報告)
アイリ(プロフ) - 雅さん» ああぁ!!!大人向けの本ね〜!!頭いい!さすがみやちゃん!!!難しい漢字多そう…オススメある?? (2018年11月28日 23時) (レス) id: e05d6ed44b (このIDを非表示/違反報告)
雅(プロフ) - アイリさん» 本をたくさん読むの!青い鳥文庫とかポプラだけじゃなくて、大人向けのちょっと難しいやつ!色んな言葉とか表現の仕方があって面白いよ! (2018年11月28日 23時) (レス) id: dd5685c21c (このIDを非表示/違反報告)
アイリ(プロフ) - 雅さん» どんな勉強してるの!? (2018年11月28日 2時) (レス) id: e05d6ed44b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ