怪盗ラストVS我々だ!Ⅵ【d!】 (ページ6)

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Ⅳ-56個目　無視って大事ページ6

｛*Aside*｝

「まず、いつすり替わったか。それはさっきも言った通りここに来た時だよ。俺はお前がこいつらの前で何かすると思った。それもいやらしいこと。それが嫌だったからそういうのに喜びそうな人、アニィに頼んで変装させたんだ」

まぁ、説得するのに時間が掛かったけど。

「あとはお前の部屋までアニィをエスコートして、俺は高みの見物をしてた。予想通りお前は俺の姿のアニィとイチャイチャしてさ。気持ち悪かったぞ」

もう…いつもの調子で話すか。そろそろ皆が震える。

「くっそ…!!!!」

叫びながらレアルカが突風を起こす。

それは俺の目の前まで来ると、消えた。

無論、俺が消した。

「何…!!？」

警察・怪盗「え、マジか…!!」

こんなん消せない方がおかしいわ。

あ、俺が悪魔だからか。

「こんな攻撃、俺に通用すると思ってんの？バァーカ」

舌をベッと出して中指を立てる。

「調子に乗るなぁッ!!」

次は突風と共に刃物も飛んできた。

しかも広範囲でグルッペン達にも狙いが定まっている。

「あ～あ～。前から思ってたけどお前、感情的だよな」

腕を一振りして風を止める。

刃物がカランッと音を立てながら床に落ちた。

「学習しないなぁ、これだからバカは」

煽りまくる。

怒りで肩を震わせているレアルカ。

あはは、怒ってる怒ってる。

「お前ぇえええ…!!!!!」

「うるっせぇな。これならコネシマとキヨの方がマシだわ」

「「おいそれどういう意味や/だ」」

やべっ、二人も怒った。

無視しよ。←

「何で…何で俺が知らない…!!」

「そりゃあ、皆にも言ってねぇからに決まってるだろ」

話す時間が無かったとも言う。

「違う…!!そんな意味じゃない!!俺は…俺は!!お前らの…!!」

「“心を読むことができる”、だろ？」

レアルカの口が大きく開いた。

「どうして…それを…!!」

「どうしてって…お前はアインスの存在を忘れたのか？アインスに聞いたらいろいろと教えてくれたぞ」

「だ、だとしても何で俺が知らないんだ!!お前の心だって、呼んでいたのに…!!」

取り乱すレアルカに、俺は呆れた。

仮にも悪魔だろうに…もっと落ち着けよ、まったくもって美しくない。

「はぁ…。お前、言ったよな。悪魔の契約って。それは俺が悪魔の力を使えるって言う証拠だろ」

＿＿俺も人の心関係の能力、使えんだ。