怪盗ラストVS我々だ!Ⅵ【d!】 (ページ18)

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Ⅳ-68個目　皆の活躍５ページ18

【*ひとらんらんside*】

＿＿斬ッ!!

次々に湧き出てくるゾンビ共を斬っていく。

本当はゾンビが怖い。逃げ出したいぐらい怖い。

でも、Aが頼ってくれたから俺は頑張るよ。

「…死者はさっさと土に還れ」

もう動かなくなった物体に吐き捨てるように言う。

すると、視界の端で爆発が起こった。

「あぁ、エミさんか」

【*エーミールside*】

「えいっ!!」

Aさんがくださった手榴弾でゾンビ達を吹き飛ばす。

粉々になって振ってくるゾンビの残骸。

汚い。

「ははっ、ゾンビなんてこの世にいなくてええんや。さっさと死ね」

もう一度、手榴弾を投げた。

《*くられside*》

「わごむじゅう～」

実験材料…じゃなくて、ゾンビ達に向け、発砲。

が、後ろから別のゾンビ達がっ!!

「そういうときは～巨大メス～」

頭を一掃する。

「いやぁ、大量大量!!」

自分を囲むように死んでいるゾンビ達に満足した。

｛*ガッチマンside*｝

「右に五匹、左に六匹…後ろに三匹、それから前にも三匹…っと」

Aから貰った弾を無駄にしないように、正確にゾンビの頭を撃つ。

なんだ、案外簡単に倒せるじゃないか。

…ん？待てよ…“簡単に倒せる”…？

いや…いや…!

“いくらなんでも簡単すぎる”のでは…!？

大きい…“何か”がある気がするぞ、A…!(歓喜)

【*兄さんside*】

…おかしい。

ゾンビの頭を一匹ずつ殴り刺しながら違和感を覚える。

普通、ゾンビならもっと積極的に俺達を襲うはず。

ま、映画とかはそうなんだけど。

…何かこう…やる気が無いって言うんか？

俺達を襲う、という意思が感じられない。

「…何でやろ」

不安を抱えながらも、今はゾンビ達を倒すことに集中した。

｛*牛沢side*｝

「待って、多い多い」

苦笑しながらゾンビ共を倒していく。

だが、倒しても倒してもゾンビは溢れ出るばかり。

一体何処からこんなにも大量なゾンビが出てくるのやら。

このままだと…

「…弾、無くなりそうだな」

残り300発前後ってとこか…。

「まぁ、弾が無くなったらキヨにでもやらせよう。あれでもAの次に強い奴だから」

俺はとりあえずゾンビ500体は倒さないと。