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母「深澤さん、いつもありがとうございます。いらっしゃい」
深「いえいえ、とんでもないです！おじゃまします」
トマト鍋から3日後、せんせいはわたしの家に来た。
深「Aちゃん、こんにちは」
「こんにちは、せんせい。」
深「ふふ、えらいね」
小学4年生にしては子供っぽい扱いだと思ったけど、せんせいのいう「えらい」は、家にいることに関してだと思う。
今日はお母さんがいたから、いないとだめだったのもある。
母「先日は夕食までごちそうになって、本当すみません、、
よかったら、お礼なんですけど。大学生の口に合うかしら。」
深「いえいえ、とんでもないです！！わざわざすみません。」
母「ほんとごめんなさいねえ」
お母さんはせんせいが好きそうな和菓子をせんせいに渡した。
せんせいは本当に申し訳なさそうな顔をしていた。
トマトなべは、本当に楽しかった。
せんせいと2人でと思っていたのだけど、急にピンポンが鳴ってせんせいのお友達が来た。
せんせいはその人を「なべ」と呼んでいた。時々わからない話もあったけど、「なべ」さんが色々とわたしに質問をしてくれた。
時々、せんせいが話に入ってくれて。
すごく、楽しい時間だった。
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深「んで、ここはこの公式使うのね？」
「うん」
深「そうそう、そうしたら解けるでしょ」
せんせいは、勉強の時は眼鏡をかける。ゲームのしすぎか最近視力が悪くなったらしい。
せんせいは、いい匂いがする。横にいるだけで香水ではない、綺麗に咲いている花のような匂い。
深「んしゃ、おっけい。一旦休憩はさもっか。」
「うん。ねえ、せんせい」
深「ん？」
「、、、、、」
深「なによ？わら」
またおうちに行きたいなんて言ってら、せんせいは困ってしまうかもしれない。
せんせいは眼鏡を一旦置き、仕事の紙を見ている。
「なべさんって、なにもの、」
深「ん？なべ？なべはせんせいのおともだち。」
「仲良いの？」
深「そうね。」
「いつも、おうちくるの？」
深「んー頻度は多いんじゃないかな。勝手にきて勝手に寝るから邪魔な時あるけどね」
そう言ってふふっと思い出し笑いをする。いいな、なべさん。
せんせいのおともだち。
おともだちかぁ。
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mamemiya(プロフ) - 世界観がとても好きです。儚さと切なさも感じてとても引き込まれました。更新楽しみにしています。 (5月14日 19時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
あきゃつき(プロフ) - もぐさん» コメントありがとうございます！私も掴みどころないふかざわさんを書きたくて書いているので嬉しいです(笑)更新がんばりまーす！ (2023年5月3日 19時) (レス) id: 976116a13a (このIDを非表示/違反報告)
もぐ(プロフ) - 年上のふかざわさんの柔和で掴みどころのない雰囲気にきゅんとします。これからも作者様のペースで、更新楽しみにしております。 (2023年5月3日 17時) (レス) id: e4d225bc30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきゃつき | 作成日時：2023年3月3日 18時
