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オレは初めて康二を怒らせてしまったかもしれないという焦りを感じながらも家で少し落ち着いてからにしようと思った。エントランスを抜けて部屋が見えた時、ドアノブに何かぶら下がってることに気がついた。
青「なんだろう。これ」
オレはとりあえずそのぶら下がっていた紙袋を手に取って部屋に入った。それをテーブルに置いて、ソファーに座ると同時にLINEが入った。
青「⁉康二かな...あっ涼太か」
赤��今日はごめんね。助かった
でも誕生日にほんと悪かった
なんか予定あったよね？ほんとごめん
誕生日おめでとう��
えっ誕生日？今日は11月の...5日
オレの誕生日だ。もしかして康二も祝ってくれようとしてたのか。
でも康二何も言ってなかったし。さっき電話した時だってそんなこと言ってなかった。
...あれ。そういえば康二に電話したのって何時だっけ？康二まだ外にいたみたいだけど。
そう思って履歴を見てオレは携帯を落とした。
オレが電話をしたのが待ち合わせしてた時間より2時間以上も後だった。この肌寒いなか康二はずっと待ってたんだ。
『しょった！なんかあったん？大丈夫？』
…自分だって寒いのにオレの心配してくれたの？
『えっ。今日は一緒にいてくれるって...』
…ごめん。約束やぶって
『えっ、あっ...』
…おめでとうって言わなかったんじゃない。康二の話を聞かなかったのはオレだ。
…康二に会いに行かなきゃ。
携帯を拾おうとしたとき、さっき置いた紙袋が目にとまった。なんとなく袋の中を見ると手紙が入ってて見覚えのある字でオレの名前が書いてあるのが見えた。
橙��しょった、誕生日おめでとう！
ホントは直接祝いたかったけど
これプレゼントな！
いろいろ考えたんやけど...
いらんかったら捨ててええから！
あと、オレたち別れよう
オレから告ったんに、ごめんな
次会う時にはメンバーとしてや
めでたい日に自分勝手でごめんな
付き合ってくれてありがとう
大好きやったで 康二��
オレの目からは涙が流れ、身体の震えが止まらなかった。康二…康二に会いたい。別れたくない。...康二のこと好きになったのに。
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とも(プロフ) - たまごやきさん» コメントありがとうございます！初コメント嬉しいです！！ (2020年11月21日 18時) (
レス) id: c5febf3cdf (このIDを非表示/違反報告)
たまごやき(プロフ) - コメント失礼します！そばにいる、ドキドキする展開で続きが気になります！更新楽しみにしてます！ (2020年11月21日 11時) (レス) id: 1281d9d5d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とも | 作成日時：2020年9月5日 0時
