一目惚れ！ ページ34
「笑うなショックを受けろショックを。」
「受けたよじゅーーーーぶんに受けましたよ。」
「……つかあれはほら、俺もガキだったしさ。」
「反省してよ二宮くん(小学生)、あれから引き摺りに引き摺りまくって中学の頃彼氏は出来たのに二宮くんのせいで別れたんだから！」
「え、ちょっと嬉しい。」
「悪趣味！お陰で中学時代から今まで彼氏出来たことないよ反省して！」
「えぇ〜…グッジョブ俺…」
「っとにこいつ…！」
「すると何、櫻井さんは、俺の次に初めて好きになった人な訳ね、ふんふーんなるほど？」
「やっと春が見えたと思ったら愚民跪く王子様だよどういうこと？」
「ご苦労さま。」
「二宮くんのせいで恋愛経験が培われてない私にはとてもとても難攻不落です。いや、培われてたとしても難攻不落だろうけど更にだよ。」
「そんでもってAの方は直ぐにでも落とせるボロボロな城だったわけだね。でさ、話を戻すんだけど。」
「一言余計……」
「俺もねえ、何人か付き合ったのよ、結構頑張ったの。でもどーもしっくりこない。っと言うのは、俺も俺で引き摺ってたからなんですけどもね？」
「女の子かわいそう。」
「おれ来る者拒まずだったし。俺はマセたガキだったから、お前のこと好きだって自覚するのはもー早かったよね。まぁ、友達として過ごして想いを伝えないままAは転校しちゃった訳ですが、」
「全然気づかなかったんだけど。」
「そりゃなんかね、ガキだったからね、恥ずかしかったんだろうね。突然居なくなったお前に愕然とし？お前は連絡も寄越さないし？よく考えりゃ俺はお前の前の家の家電しか知らない。絶望だよね。それでもまだ好きだったんだから、俺もだいぶな馬鹿。」
「だって、放課後のあれ聞いてたから、なんかかけづらくって、」
「……それは悪かったよ、大学生の時、見かけたんだよ、お前をさ。ひと目でわかったよ、すごくない？俺の執着心たるやもう半端じゃないよね。随分と成長しちゃって、いいオンナになりやがって、お前だって分かってて、またお前に一目惚れしたーなんて昭和歌謡よろしくな再会果たした俺を殴ってくれ…まぁ、お前は人の波に流れてって俺が居ること認識しなかったわけだけど。」
「え、どこ。」
「大学の文化祭。出店が並んでるとこの通りで、三年の時だった。」
「気づかなかった…」
「でもって会社で初めて遭遇した時は俺って気づいてくれなかったし？俺結構傷つく方なんだけど、」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1112人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あま - いつも楽しく拝見させて頂いてます!!! これからも応援してます!!! 頑張ってください!!!!! 待ってます!!!!! (2020年3月18日 1時) (
レス) id: 5287825b4c (このIDを非表示/違反報告)
さおりんご(プロフ) - とても面白く、いつも胸キュンしながら読ませていただいています。陰ながら応援させて頂いてますので更新頑張ってください！ (2020年3月17日 3時) (レス) id: 27caed879b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：藤乃 | 作成日時：2020年2月1日 0時
