敬意は大切！ ページ20
「うふふ〜Aさんかわいい！」
「え？」
「最初ちょっと怖い人なのかなーとか思ってたんですけど、話してみるともう全然！」
「え、怖かったですか？」
「仕事もできるし、何よりあの松本さんと平気で喋ってて、櫻井さんと言い合いしてるとこなんかしょっちゅう見てましたもん！」
「なんだか凄いなーって勝手に思ってて。」
「厳しそうなイメージでしたねえ、でも優しいし笑うと可愛いし！ちょっと癒されてるんですよ、私たち。」
「いえいえ、そんな、なんて言うか…その、私もお2人に癒されてもらってる立場のような者なので…」
「ええっ？私たちですか？」
「いや〜言うのはちょっと小っ恥ずかしいんですが、かわいいな〜かわいいな〜って…あはは、すみません、心の中覗かれたらちょっと恥ずかしいかも…」
「ええ！うれしい！」
「両想いじゃないですか〜！私たち！」
Aさんにかわいいって言われちゃったー、ってふくふくしてる2人を見て、私もかわいいなーって頬が緩んじゃう。くすぐったくて、ちょっと身を捩った。間近にいる後輩が荊田さんとかだから、こんな人たちが余計可愛く見えちゃう。比べるの失礼な位だけど。
「AさんAさんっ。」
「なんですか？」
「私たち、後輩なんですよ？敬語使わなくても…」
「そうですよ、Aさんの事だから知らないわけじゃないだろうしなーって話してたんですけど…」
「勿論知ってたんですけど…」
「先輩みんなタメだし…Aさんだけなんでかなーって…ちょっと気になってて。」
「後輩と言えど、いきなりタメ語は…失礼かなーって、違うって言っても、そんなにないだろうし、大した差はないですよ。いきなりタメ語って、そういうの不快に思う人も居るでしょう？」
「なるほど…！私たちが考えなしでした……！！」
がくーって項垂れる木村さん。三浦さんはきらきらした目を向けている。
「いやなんかもう頭が上がらないですよAさん…見習わせてもらいます…」
「そんな！見習うなんて、」
ただ敬語を当たり前に使ってただけなんだけど。
「確かに私たちとそんなに変わらないのに業務の時に命令口調で話されて、ちょっと嫌だなって思うことありました。だからAさんと話す時、すごく気兼ねなく話せてなんでだろうって思ってたんですけど。」
「私たちもそろそろ新人さんたちの教育回ってくる頃ですから、気をつけます。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1112人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あま - いつも楽しく拝見させて頂いてます!!! これからも応援してます!!! 頑張ってください!!!!! 待ってます!!!!! (2020年3月18日 1時) (
レス) id: 5287825b4c (このIDを非表示/違反報告)
さおりんご(プロフ) - とても面白く、いつも胸キュンしながら読ませていただいています。陰ながら応援させて頂いてますので更新頑張ってください！ (2020年3月17日 3時) (レス) id: 27caed879b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：藤乃 | 作成日時：2020年2月1日 0時
