お邪魔します！ ページ19
そそくさと3人から離れて、比較的話しやすい人の所に行く。知り合いっていうか、なんて言うか、強いて言うなら、ランチ友達？…たまーーに行く程度だけので。後輩だけど。
「ごめん、お邪魔してもいい？」
「あ、Aさん。どうぞどうぞ。」
「お疲れ様です〜」
にこー、って可愛く笑う木村さんと三浦さん。
はぁ、今日も可愛い、癒し。特別スーパーモデルやスターのような綺麗さではない子達だけど、そりゃ、櫻井くんや松本くんや二宮くんと比べると、って話であって。可愛くて綺麗で清楚感があって、しっとりしてて、見た目OL風、って感じの女の子。でもちゃんと芯を持ってるいい人たち。きゃぴきゃぴ言うだけの子達とは違って、仕事もばりばりする。
「大変ですねえ、一緒に回ってたんですか？あの3人と。」
「えぇ、そんなとこです…」
「あんなイケメン達連れ回してたなんて。Aさんたらこのこの〜」
「そんなんじゃないですよ！連れ回してたって言うか、連れ回された感じですし……最初逃げたんですけど…」
「ええっ！どうして。」
「だってあの3人ですよ？目立つこと間違いなし。」
「あははっ、確かに。」
「だからタクシー使って逃げて、父の実家に転がり込んだんですけど、捕まってしまって…」
「捕まった！」
「偶然ばったり鉢合わせしちゃって。がっちりと。」
「お父さんのご実家京都なんですね。」
「あ、はい、子供の頃はよく来てて。」
「いいなぁ、私京都始めて行ったの高校生の修学旅行とかでしたよ？」
きゃっきゃと飛び交う会話。この輪の中に入ってると一応自分も女の子だなーなんて自分でも思う。2人の可愛い空気に感化されて、顔がふわふわ〜ってなるのが分かる。かわいい。
乾杯コールも挫けず部長がしっかりやってくれて。宴会は早速幕を開けた。お酒が運ばれてきて、みんなが置いてあったお料理に箸をつけ始める。お魚も煮付けも何を口にしても美味しい。お酒が美味しい旅館で有名なだけある。
「Aさんっていつも思うんですけど、食べ方綺麗ですよねえ。」
「そうですか？」
「見てて気持ちいいって言うか、不快にならない…って言うか。最近汚い人多いじゃないですか。」
「父が厳しかったからですかねえ、食べ方はよく注意されてました。」
「あ、そっか。京都の方ですもんね。」
「食べ方も綺麗になるってもんですね。なるほどなるほど。」
「なんだか父を褒めてもらってるみたいで、擽ったいけど嬉しいです。ありがとうございます。」
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あま - いつも楽しく拝見させて頂いてます!!! これからも応援してます!!! 頑張ってください!!!!! 待ってます!!!!! (2020年3月18日 1時) (
レス) id: 5287825b4c (このIDを非表示/違反報告)
さおりんご(プロフ) - とても面白く、いつも胸キュンしながら読ませていただいています。陰ながら応援させて頂いてますので更新頑張ってください！ (2020年3月17日 3時) (レス) id: 27caed879b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤乃 | 作成日時：2020年2月1日 0時
