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Tomohiro side.
シゲが泣いた。
ずっとずっと、泣くの我慢してたもんな…。
智洋 「淳太先輩、あとは俺に。」
淳太 「あっ、おん。おおきに。」
智洋 「シゲ、先輩たちに渡さないかんもんあるやろ?渡しや?」
大毅 「おん 泣 淳太、これみんなで書いた色紙やなん。これみて、元気だして大学頑張れ。」
淳太 「っっ、」
淳太先輩は声をあげずに静かに泣いた。
シゲ、ありがとうなぁ、って。
次は俺が照史先輩に渡さな。同じ役職の人に渡すらしいから。
智洋 「照史先輩。これ…っ、みんなで書きました。大学頑張れ!」
照史 「もんち、ありがとうなぁ。もんちがいればしげも安心やなっ!」
大毅 「せやで!やから頑張るんやー!」
崇裕 「のんすけ、流星、ありがとぉぉー 泣」
崇裕先輩のとこを見ると3人とも号泣で。
それを見て俺らは笑って。
一刻一刻と時間が迫り、お別れの時間に。
せやけど、先輩たちが言うたんや。
淳 照 崇 「「シゲ/もんち/のんすけ、流星、これ受けとってや。」」
そう言って投げられたのは先輩たちがしよったネクタイ。何か、ネクタイを後輩たちにあげるのが伝統らしい。
投げりたものを上手くキャッチし、俺らは自分のネクタイを外し先輩たちのネクタイをつけた。
そして…、
大 智 流 望 「「ホンマに、ありがとうございました!! 」」
そう言い一礼した。
そして、今俺が書いている日記、『34代目生徒会日記』も終わりを告げた。
End
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作者名:紅葵 | 作成日時:2019年11月29日 0時