作戦…2 修正 ページ3
「…えぇぇぇぇぇぇぇ！！」
『だから言ったじゃん！
A全然信じてくれないんだもん。』
いや、信じられるか！
待って、夢見てるだけじゃない？私。
「名前、私のこと思いっ切りビンタして。」
『言っとくけど現実だからね。」
名前はさすがにビンタは無理だったらしく、私の頬をギュッとつねった。
うん。どうやらこれは現実らしい。
『まぁ、信じられへんくて当たり前やんなぁ。
驚かせてもうて、すんません…』
さすがにもう嘘だなんて思えなくなってしまった。
本当に、神山くんがさっきの犬…
そこから改めて、名前に“ 犬系彼氏。 ” の説明をしてもらった。
○ポストに入っていたチラシを見て購入した
○購入者とキスをすると人間になれる
○人間でいられる時間は最長24時間
○ただ、犬には本人のタイミングで戻る事が出来る
○サイズはずっと子犬のまま
○だいたい購入者と同い歳ぐらいの人間になる
○名前はつけたわけではなくて、もともとある
○何か不都合があれば、返品交換も出来る
…などなど基本的な情報を聞いて、本当にそんな事があるんだと、私はただただ放心状態。
『Aさん、口開いてんで笑』
なんて、神山くんに笑われてしまった。
その後も2人の話を少し聞いた後、名前がコホンと一つ咳払いして。
『改めて紹介します。
この人が、私の彼氏です…』
名前は、幸せそうな笑顔で私にそう言った。
“いろいろ心配掛けてごめんね”
なんて言葉まで添えられて、何だか感慨深い。
妹が嫁入りするみたいな…って大袈裟？
『…なんか照れる…』
神山くんも、恥ずかしそうにはにかんで、ほっぺぽりぽりしてて…仲の良さが伝わって来る。
確かに、よく考えれば神山くんってイケメンだし、性格も良いし、礼儀正しいし…
その辺の男の人より、よっぽど良い彼氏。
きっとこれからも、名前の事を幸せにしてくれるだろう。
『Aさんの事は、いつも聞いてたんです。
たくさん相談乗ってくれて、優しくて、お姉みたいやって。
せやから、お会い出来て嬉しかったです。』
「私も神山くんに会えて良かった。
これからも、名前の事、よろしくね？」
『はい！任しとってください！』
にこっと笑って頼もしい返事。
この子なら私も安心だ。
「今日はありがとう。
お邪魔しました。」
私はそう言って、名前の部屋を出た。
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miwa - 前回の話とってもキュンとしました！更新頑張ってください！楽しみにまってます！ (2017年8月13日 1時) (
レス) id: 2439fa21d4 (このIDを非表示/違反報告)
ki0917a0725(プロフ) - 更新頑張って下さい！続き楽しみに待ってます！ (2017年6月9日 9時) (レス) id: d228dcd814 (このIDを非表示/違反報告)
ゆづ - 面白いです！神ちゃんの話が大好きだったので、新しいのが読めて嬉しいです！頑張ってください、楽しみにしてます！ (2017年4月24日 6時) (レス) id: 0f2f25f571 (このIDを非表示/違反報告)
kumakichi(プロフ) - (´・ェ・`)さん» ありがとうございます…とても嬉しいです泣 全員分もちろん書きます！ (2017年4月8日 11時) (レス) id: 42048662ab (このIDを非表示/違反報告)
kumakichi(プロフ) - 黒姫 ﾘ`▽´ﾉﾘさん» 本当ですか！！嬉しいです泣 顔文字ありがとうございます笑 (2017年4月8日 11時) (レス) id: 42048662ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kumakichi | 作成日時：2017年4月6日 0時
