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純粋な気持ちで思ってくれていた、私がヒーローで居られる、後押しとなってくれた。
「...オールマイトでも、流石に手古摺る相手だと思うよ、能無は。」
「えっ...それどういう事だよ！」
「ケロ...オールマイトが負ける筈が無いわ。」
「負けはしないさ、けれど...あの能無は、吸収するの個性と...もう一つ。」
「____再生、する。」
「...どうしてあなたがそれを？」
「.......さぁね、知らなくていいかもしれないね。」
とは言ったものの...消太の怪我は重症だ。
応急処置が必要、だが...
「緑谷君、少し足を早めることは出来るかい。容態が悪化する前に少しでも応急処置をしたい。」
「応急処置って...貴方の個性は回復なんですか...？」
「...内緒。兎に角、急ぐよ。」
「.......ごめん蛙すっ...ゆちゃん！相澤先生持つの変わってくれないかな？」
「えぇ、いいけど...緑谷ちゃんどうしたの？」
「僕が居たって何も出来ないけど...せめて足止めくらいには！」
「緑谷君？！駄目だ、君が行っても...！」
「分かってます...！でも、オールマイトを少しでも助けないと...！」
そんな無茶な、子供一人が行ったって何も...！
...いや、オールマイトがいる雄英の生徒だ。
きっと、面白く化けるんだろう...な。
「.......行こう、2人でイレイザーヘッドは持てるかい？」
「重いに決まってるだろ！誰か知らねぇけど手伝えよォ！」
「...峰田ちゃん、失礼よ。」
「じゃあ手伝うよ。悪いけど背中に乗せてくれるかい。おぶるくらいなら回復してきたから。」
「分かったわ。」
そうして背中に消太が乗せられる。
...大きくなったもんだなぁ。
「ん、ありがと。走るぞ...」
走り続ける足が少しだけ揺れる地面で震える。
...かなりの接戦になってるに違いない。
こちらも早めに切り上げて応援に行こうか。
「...あっ、あそこに居るの梅雨ちゃん達じゃ...って、あ相澤先生...？！と相澤先生を背負ってる人...誰...？」
「お茶子ちゃん、無事だったのね。」
「梅雨ちゃんも無事でよかったよ〜！」
「女子の楽園...」
「うるさいわ峰田ちゃん」
「いてっ！」
峰田というのが梅雨ちゃん...？という子に舌で頬を叩かれる。
地味にいたそうである。
「しょｯ...と...」
消太を背中からゆっくり、慎重に降ろす。
「.......見てられない怪我、だな。」
ぽつりと口に出た言葉だった。
___こんなになる前に助ける事は出来たのに。
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廿樂 雪(プロフ) - みろくさん» わひゃー...そうなんですね...以後気を付けます！ご指摘ありがとうございます！ (2017年11月26日 15時) (
レス) id: 997c4e7ee1 (このIDを非表示/違反報告)
みろく - 根津校長がしゃべっているんだったら、語尾（？）は「さ」ですぜ (2017年11月17日 18時) (レス) id: 2e510f5271 (このIDを非表示/違反報告)
廿樂 雪(プロフ) - エドナさん» わぁぁありがとうございます！！！凄い嬉しいです！更新頑張ります〜！！！ (2017年10月20日 21時) (レス) id: 997c4e7ee1 (このIDを非表示/違反報告)
エドナ(プロフ) - とても面白かったです。これからも更新頑張ってください (2017年10月19日 22時) (レス) id: e3515be727 (このIDを非表示/違反報告)
廿樂 雪(プロフ) - あいざわ?さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2017年10月17日 0時) (レス) id: 997c4e7ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：廿樂 雪 | 作成日時：2017年10月16日 19時
