第４０話 ページ41
主「・・・・・・冷えてきたなぁ」
そう、窓を開けて呟いたのは『俺氏誘拐事件』から二日後の事である。
季節は秋から冬へと移り変わろうとしており、口から漏れる息は白く目に見えるようになっていて、
俺は窓の前で自分の息と木から落ちる枯れ葉を眺めていた。
主「・・・薪、集めるかぁ」
だるそうに呟く。
いや、「そう」じゃなくて、だるい。ハッキリ言うと寒いし、めんどくさい。
糞悪魔にでもやらせるか・・・。
なんて思いながら、俺は窓を閉めて、振り返った。
主「・・・・・」
振り向くと、決して広いとも言えない俺の自室に、大の大人が四人居た。
チ「A〜、本読んでいい〜？」
主「おう・・」
そう聞きながら俺の本棚をゴソゴソと漁るチョロ松氏。
ト「ねぇ、A〜。デートしようよ」
ベッドに腰掛け、自分のスマホをいじるトド松氏。
お「デートっ！？トド松なんかやめて俺としよーよ！！なぁ！」
そういって俺の腰に抱きつき、頬をすりすりと擦りつけてくるおそ松氏。
カ「薪集めか・・・フッ・・ならば、この俺が手伝ってやろう・・。ンン〜？」
俺のベッドに足を組みながら座り、ウィンク(^_-)-☆を飛ばしてくるカラ松氏。
優しいな、おい！。
・・・・
・・・・・・・つーか・・。
主「なんで全員いんの？」
そう言えば、特にカラ松とトド松はビクッと体を震わせ、俺を見た。
ト「いや・・・・だって・・・ねぇ？」
カ「み、見捨てないでくれっ・・！ハニー！！」
主「涙目やめろ」
カラ松のガチ涙目に内心焦りつつ、冷たく返す。
すると、トド松が神に祈りを捧げるかのように両手をあわせ、きゅるるんっ♡と効果音が付きそうな表情と仕草で言った。
ト「おそ松兄さん達は良くて、僕はだめなのぉっ！！(うるうる」
主「っ、いや・・・別に、そういう訳じゃ・・」
何だか、罪悪感が増してきた。
ハッ(；゜〇゜)。そういえば、こいつら悪魔だった！
主「あ、悪魔の言葉なんかに耳は貸さん！」
黒いコートを羽織りながら、言いきる。
すると、ぐすっと鼻をすする音が聞こえた。
チ「あ、泣かせた」
お「あーー・・」
カ「と、トド松・・！大丈夫か！？」
ト「ぐすっ・・酷い・・！」
主「ｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｯ！！めんどくせぇぇぇぇぇｯ！！！」
嘘泣きだと分かっていても、やっぱり放っておけなかった俺氏であった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
今日の松
お「何？・・・たまには甘やかして欲しいの！そ、う・・ん・・もっと撫でで」
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桜餅 - 死人さん» 死人さん!!!頑張ってください!!! (2022年11月3日 21時) (
レス) @page41 id: 02688dffc8 (このIDを非表示/違反報告)
カマキリ - うぇ？神ですか?やっぱりピンク最こｕ((更新頑張って下さい (2021年11月17日 1時) (レス) @page48 id: 60cf18d06c (このIDを非表示/違反報告)
(*ﾟ▽ﾟ*)ﾌｫｫｫ(プロフ) - おもしろいです！更新待ってます！頑張ってください！ (2020年7月27日 18時) (レス) id: 99a4d56779 (このIDを非表示/違反報告)
風邪(プロフ) - 死人さん！シバです！更新待ってますよう( ；∀；) (2019年8月6日 17時) (レス) id: 41ed55b1cf (このIDを非表示/違反報告)
こまき(プロフ) - 更新を……恵んでください……⊂⌒~⊃｡Д｡)⊃ ﾋﾟｸﾋﾟｸ (2018年7月23日 23時) (レス) id: 89500cf1af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：死人 | 作成日時：2017年3月24日 0時
