第15話 ページ16
俺は、腰に黒いウエストポーチを付けると部屋から出だ。おそ松の額に一発撃ち込んでからな。
女「あの…紅茶、美味しかったです」
依頼人の女性が椅子から立ち、ペコリと頭を下げた。
机には空になったカップが置いてある。
主「お口にあって良かったです。では、まず家の状態を確認したのいで、案内して貰って宜しいでしょうか?」
そう言うと依頼人はこくりと頷いた。
悪魔が住み着く環境というものを知っておく必要がある。
地形のせいもあるかも知れないし、住んでいる人に原因がある可能性もある。
俺の住んでいる森は比較的悪魔が住みやすい環境だ。
……俺のせいじゃないぞ?
彼奴(おそ松)は勝手に居るだけだ。
そんなこんなで、俺と依頼人はまず森から出るべく歩き始める。
女「あの…その、夢魔(むま)とは何なんですか?」
依頼人が俺の隣で聞いてきた。
主「女性に現れる夢魔は男性型のインキュバスという下級悪魔です。彼らは夢の中に現れて、○交を行います」
女「そ……なんですか………。あの…でも蝙蝠は…」
主「蝙蝠に化けて寝室に侵入するパターンも確認されています。その女性の理想の異性象で、そして下半身は裸で現れます」
暖かくなると増える不審者のような奴等だ。
あれだ、アレ。コートの下は全裸みたいな…
主「その場合は睡眠中の女性をおそい、○液を注ぎ込み、悪魔の子を妊娠させますね。この被害は毎年多いですし、悪魔の子も実在します」
女「悪魔の子は、いったいどうなるんですか?ちゃんと成長するんですか?」
主「…昔は祓魔師(ふつまし)によって"処分"されていました。ですが、今は人間として育てられる事も増えています。それに人間と同様に育ちます」
そう言えば、依頼人はホッとしたように息をはいた。
"処分なんて酷い"
と思う、良心の固まりのような女性なのかも知れない。
女「見た目とか…知能とか…人間と同じなんですか?」
主「遺伝子の関係もあると思いますが、大抵は尻尾がはえてたり、耳が尖っていたりします。知能は人間と同じです。ですが、悪魔と関わりが深いと本能を思いだし、人をおそいます」
女「そうなんですか……」
主「可哀想?」
女「えっ」
主「可哀想だと思いましたか?」
そう聞けば、依頼人は小さく頷いた。
少し、怯えているような瞳で俺を見つめる。
女「あの、何でそのような事を私に聞いたのですか?」
主「深い意味はありません。ただ、知り合いがそうなので…」
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文字数ぅ…きつぅ
- 金 運: ★☆☆☆☆
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今日の松
お「何?・・・たまには甘やかして欲しいの!そ、う・・ん・・もっと撫でで」
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桜餅 - 死人さん» 死人さん!!!頑張ってください!!! (2022年11月3日 21時) (レス) @page41 id: 02688dffc8 (このIDを非表示/違反報告)
カマキリ - うぇ?神ですか?やっぱりピンク最こu((更新頑張って下さい (2021年11月17日 1時) (レス) @page48 id: 60cf18d06c (このIDを非表示/違反報告)
(*゚▽゚*)フォォォ(プロフ) - おもしろいです!更新待ってます!頑張ってください! (2020年7月27日 18時) (レス) id: 99a4d56779 (このIDを非表示/違反報告)
風邪(プロフ) - 死人さん!シバです!更新待ってますよう( ;∀;) (2019年8月6日 17時) (レス) id: 41ed55b1cf (このIDを非表示/違反報告)
こまき(プロフ) - 更新を……恵んでください……⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ピクピク (2018年7月23日 23時) (レス) id: 89500cf1af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:死人 | 作成日時:2017年3月24日 0時