赤い紙袋 ページ7
紫耀くんSide
もともと眠りが浅い俺
家に帰り着いたAさんから電話かかってくるかなーとか？
無事家に着いたよーとか？
なんか連絡来るかもって思って、夜中も目が覚めるたびにスマホ気にして
画面を覗いた
全然、返事来ねーじゃん
紫耀「・・・」
眠っ
もう朝の７時半
朝苦手な俺
もうちょっと寝よーっと
お休み万歳♡
・・・
・・・
気づいたら１１時半過ぎてる
さすがにもう昼だし起きようか
スマホ見たけど、Aさんからの返事来てない
なんかあった？
家、ちゃんと着いたよね？
彼女の体やうでにあったあざを思い出す
紫耀「・・・」
"私、このお店で働いてるんです
すごい人気のパン屋さんなんですよー♡"
うれしそうに話すAさんの笑顔、ふと思い出した
昨日もらったパンの袋、どこやったっけ？
なんか、赤い紙袋だったような？
パン屋にして派手な袋
紫耀「あーあった！よかったー」
紙袋に書かれた店を検索するとすぐに発見
ネットの人気ランキング軒並み１位って書かれてる
紫耀「ほんとだー！
へー、一番人気だって」
今日、暇だし
パンは別に、そんな食べたいってわけじゃないんだけど
Aさん気になるし
店、行ってみようかな？
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作者名：たまさくら
| 作成日時：2023年8月2日 21時
