ごちそうさまでした ページ3
A「あーうん、まあ、」
ホントに彼女いないかはわかんないけど
紫耀「Aさんはさ、芸名使わないといけない理由、なんかあんの？」
鋭いとこついてきた
A「芸名って、私芸能人じゃないから笑」
・・・言いたくない
夫のこと、バレたくない
お礼するだけだし、いいよね？
私、なんで夫のこと隠したいんだろ
こんな気持ち・・・、初めてかも
どうしよう、親切にしてもらったのに隠し事なんてして
紫耀「・・・パン、ごちそうさまでした」
帰り際にかけられた言葉
A「・・・、えっ？」
紫耀「ん？どうかした？
ごちそうさまでした？」
空耳かな
なんか、どっかで聞いたことあるような気がした
何か引っかかるけど、時間！
のんびりしてたらもう夕方だもん。
またお義母さんに怒られちゃう
帰って急いでご飯作らないと
勢いよくお辞儀して、エレベーターまでダッシュ
なんて広いマンションなんだろ
紫耀「しらす、忘れないでねー！
めちゃくちゃ楽しみにしてるからー！」
後ろから声がした
振り返ると、バイバーイって大きく手を振ってくれてる
やっぱり、なんか可愛いなー
とても26歳とは思えない笑
あんまり考えてなかったけど、真剣にお礼のプラン考えなきゃ
帰り道の電車の中、スマホで一生懸命しらすのお店検索してる
何でだろ
こんなに調べるのが楽しいの
気分が完全にウキウキしちゃってる
どうしてだろ
きっと、あのかわいい笑顔が見たいから、、、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 670人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たまさくら
| 作成日時：2023年8月2日 21時
