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宮城side
同じ車両に乗れたはいいものの少し距離がある
まぁ、そりゃそーなんだけど、、やっぱり気になって何度も見てしまう
そんな時、電車の中にモンシロチョウが入ってきた
「うお、! 」
モンシロチョウは俺の方にやってきた後、彼女の方まで飛んで行った
モンシロチョウに気づいていたのかわかんないけど、山崎さんはじっと動かずにいた。
すると、モンシロチョウは山崎さんに止まった
「えっ、」
すると、山崎さんは両手でそっと捕まえて、ちょうど空いた電車のドアから逃がしてあげた。
「好きだよ」
一連の流れを釘付けになって見てしまっていた、
だから、思わず声に出して好きと言ってしまった
「宮城さん?」
「え?あ、、ハイ」
もしかして、、聞かれた?
「同じクラスの山崎Aです。宮城、ひ、大弥さんで合ってますか?」
「そーです、、すみません、、なんか、ずっと見ちゃって」
よかった。バレてない
「いやいや!電車の中にモンシロチョウが入ってきてびっくりしましたよね!」
「ホントに!まさか入ってるとは思わなかったです!」
そこから、お互いの最寄り駅まで話していた
あまりクラス内でも目立って話しているところを見た事がなかった僕は、彼女が予想以上に話してくれることが嬉しかった。
これは、仲良くなったってことでいいのかな?
「あ、次最寄りだ」
「そっか、」
「ねぇ、連絡先聞いてもいい?」
「え?あ、いいよ!私ももっと宮城くんと仲良くなりたい」
これは、期待してもいいのかな、、?
「じゃあ、バイバイ!」
「バイバイ!また明日!」
明日も会えるとわかっているのに、名残惜しくなってしまう
「紅林とはこうはならないのにな」
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作者名:にゃぎ | 作成日時:2023年9月1日 19時