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連れていかれたのはセンラさんの寝室。
初めて入るその部屋からは、センラさんの匂いがした。きっといつもセンラさんが使ってる香水はここで振っているのだろう。
キョロキョロと部屋の中を見回していると、部屋着のままのセンラさんはぼふっとそのままベッドに飛び込んだ。どうやら相当疲れが溜まっているらしい。随分と疲れていそうだ。まぁ二日酔いのせいもあるだろうけど。
まぁたしかに朝から夜遅くまで帰らない日も多かったし、朝帰りなこともザラにあったからな……と思い返していると、センラさんが不意に私の名前を呼んだ。振り返ればそこにはどこか色気のある顔をしてこちらを見あげているセンラさんがいた。
なんだこの無駄な色気。
「ほら、おいで」
「ベッド狭くない？」
「そらそうやろ、1人用やし。てか他人入れたことないし」
まぁおまえは特別やからね、なんて言って目を細めて笑った彼に、まただ、と思った。言葉の端々から覗く私への愛とは似つかない、だが執着に似たソレ。
センラさんの恋愛観を聞く限り、彼は滅多に女の相手はしない性格だった。かなり女好きなようだが、相手にするかと聞かれると違うのだ。そう、まさにめんどくさい性格をしている。その癖に私にはこんなにベタベタ触ってくるし堂々とスキンシップだけじゃなくて言葉にも表してくるからよく分かんなくなる。
本当に特別なんだろうな、私。なんでか分かんないしそのせいで余計混乱してるけど。
ベッドに入って横になると、センラさんは思ったとおり正面から抱きついてきた。いつの間に開けたのか開いている胸元から地肌が覗いている。鍛えているのもあるだろうがいい体をしているので思わずじーっと見つめていると、センラさんが笑ったのが聞こえた。
「そんな熱い視線で俺の体見て……触りたいん？触らせたろか？いくらでも触らせたるよ？」
「え、いいの？」
「ええけど……え、ほんまに？A今日大丈夫？」
Aから触ろうとしてくれるなんて明日雪でも降るんかなぁ。
そう言って涼しい顔をしているセンラさんを足で蹴ると小さく呻き声が返ってきた。冗談だっての。ちょっと触りたい気持ちはあるけど後が怖いからさすがに触らないに決まっている。
「Aって面食いやもんな……意外と俺の事嫌じゃないやろ？」
「否定はしないけど肯定もしない」
「冷たいなぁ。俺のこと見ただけでデレデレAちゃんになるように教育したろか」
「え、こわ。近寄ってこないで」
もう1回蹴った。
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白雨(プロフ) - ふーかさん» コメントありがとうございます〜！こういう俺様っぽいうらたさん好きなので褒めていただけて嬉しいです！もう少ししたら志麻さんも出てきますのでお待ちください〜！◎ (2月23日 10時) (
レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか(プロフ) - 続きたのしみに待ってます！！うらたさんめちゃめちゃいいですね🥹志麻さん推しなので、志麻さんが沢山出てくるところも楽しみにまってます💗 (2月17日 22時) (レス) @page16 id: dd6022b1aa (このIDを非表示/違反報告)
翼 - 勿論です✨白雨さん！これからも更新頑張ってください😆 (1月12日 22時) (レス) id: 07d93d7f27 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 翼さん» ありがとうございます！これからも頑張りますね、是非最後までお付き合いいただけますと嬉しいです◎ (1月9日 9時) (レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
翼 - 白雨さん！僕はこの作品が好きです！これからも頑張ってください(｡•̀ᴗ-)✧ (1月5日 22時) (レス) id: 07d93d7f27 (このIDを非表示/違反報告)
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