10.酔いが冷めたら。 ページ6
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「あ゛ぁー……まじ昨日ごめん、めちゃくちゃな事した覚えあるわ……え、俺吐いたりはしてないよな？」
「してないけど……顔色悪すぎない？」
「完全に二日酔いですわぁ……ちょっと、しじみ汁でも飲もうかな」
昨日、センラさんはめちゃくちゃな発言だけしといて急に眠くなったのか「めっちゃ眠いんやけど……しんどい、もう寝たい」とかなんとか呟いてソファで眠りこくってしまった。
仕事はいいの？と言って何度か起こしたけど、うるさいとだけ言われて終わったし全然起きてくれなかったので、私はもう気にしないことにしてお風呂に入って歯を磨いてさっさと寝た。そして朝起きたら髪の毛が寝癖で爆発しているセンラさんはこの有様だった。
二日酔いになるほど飲んだって、お酒弱いくせにどんだけ飲んだんだろう。
飲まされたという可能性もあるけど、お酒好きだから飲んでたら止まらなくなっちゃったんだろうな……まぁ自業自得だろ。そんな事を思いながら憐れんだ目でセンラさん見ていると、不意に彼は携帯を取り出して電話し始めた。
「……あ、まーしぃ？ごめん、俺昨日めっちゃ寝てた……」
『はは、そうやろうなーとは思っとったよ。二日酔い大丈夫？家まで行こか？』
「大丈夫……そこまで酷くないし、今家に彼女おんねん」
『えっ、そうなん。じゃあ俺が行ったら邪魔になるだけやな。ええやん、彼女さんに優しくしてもらいや。最近仕事し過ぎてて心配しとったんやからな？仕事のことは気にせんでいいし、今は休んどき』
んじゃ、と言って切られた電話を見て私は思った。
彼女って誰のことですか？？？
しかしセンラさんはなんでもないような顔で振り返ると、項垂れながら「しぬ……」なんて呟いていた。しょうがない、もうこの状態では何か会話するにもしんどそうだし、私がインスタントのしじみ汁でも作ってあげよう。
お湯を沸かしにキッチンの方へ行くと、リビングの方でセンラさんが「A〜」と名前を呼んできた。
「なに」
「俺めっちゃキモイこと言っていい？」
「え、怖いんだけど」
「めっちゃ添い寝して欲しい」
「ちょ、想像以上に気持ち悪いこと言わないでよ」
とんでもねぇ発言をしてきたセンラさんをそう言って一蹴するが、センラさんは引き下がってくれず「ええやろ、たまには言うこと聞いてくれても」なんてずるい事を言うものだから私は味噌汁をのみ終わったあとなら、とそれを了承した。
私もまだ眠いし、今日は学校も休みだし、もうちょっとくらい寝ててもバチは当たらないだろう。
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白雨(プロフ) - ふーかさん» コメントありがとうございます〜！こういう俺様っぽいうらたさん好きなので褒めていただけて嬉しいです！もう少ししたら志麻さんも出てきますのでお待ちください〜！◎ (2月23日 10時) (
レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか(プロフ) - 続きたのしみに待ってます！！うらたさんめちゃめちゃいいですね🥹志麻さん推しなので、志麻さんが沢山出てくるところも楽しみにまってます💗 (2月17日 22時) (レス) @page16 id: dd6022b1aa (このIDを非表示/違反報告)
翼 - 勿論です✨白雨さん！これからも更新頑張ってください😆 (1月12日 22時) (レス) id: 07d93d7f27 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 翼さん» ありがとうございます！これからも頑張りますね、是非最後までお付き合いいただけますと嬉しいです◎ (1月9日 9時) (レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
翼 - 白雨さん！僕はこの作品が好きです！これからも頑張ってください(｡•̀ᴗ-)✧ (1月5日 22時) (レス) id: 07d93d7f27 (このIDを非表示/違反報告)
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