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割り込んできたのは目の下にホクロのあるイケメンだった。
いや誰？？
まるで私たちが知り合いですとでも言いたげな顔で入ってきたが全くの他人である。こんな爽やかな顔してこの人は嘘をついているのだ。で、何度も言うけど誰？
「(まぁいっか……この人たちしつこかったし、話合わせよ)」
ウンザリしていた私は脳死した頭でそんなことを考えた。もうこの人が誰なのかとか全然気にしてられなかった。
「なんでここにいるって分かったの？」
「なんでって、遅いから探しに来たんや」
「私の事？へぇ、私の事好きなんだねぇ」
「うるせーなぁ」
お、いいぞ、まだ付き合う前の男女っぽい感じを出してみたらいい感じに3人組が1歩下がった。
あとちょっとでどっか行ってくれそうだ。そう思って、私はにこにこ笑顔で演技してくれる彼に合わせて「図星じゃん」なんて言ってみせる。
するとそんな私たちを見て、気づけば3人組はどこかへ行っていた。
た、助かった……！
「あー、助かった……ありがとうございます、演技してくれて」
「いや君さっきから10メートル進む度に声掛けられてたから気になりすぎて。大丈夫やった？まぁそんな綺麗な顔しとったら声かけられるのもしゃーないか」
「はい？」
「え、嘘やろ自覚ない系……？」
心底ドン引きしたような顔をしてそう言ってきた彼は、やりづらそうに頭を搔くと「駅まで送ったるからはよ帰りや」と言ってきた。優男だ。
助けてくれた時点で思ってたけどこの人単純に優しい人だったらしい。ナンパ野郎のせいで時間も遅くなってきちゃったし、センラさんも心配するだろうから早く帰らないと。私は彼の言葉に甘えることにして、その隣に並んだ。
「俺もナンパしたいとこやけど、君高校生くらいやろ？もう外暗いし帰らなあかんし今日はもうやめとくわ」
「え、あなたも同類？」
「あんな奴らと一緒にすんな」
「あ、ごめん」
即否定されたので瞬間的に謝ってしまったが、なんで私が謝らないといけないんだ。紛らわしい発言をしたのはこの人の方なのに。まぁそれが冗談なのか本気なのか分からなかったけど。
心の中で文句を垂れつつ、とりあえず本当に駅まで送ってくれるらしいので大人しくついて行くと、その人はまじで駅の入口まで送ってくれた。そしてまじで何もせずに帰って行った。しかも帰り際に見ていたら車で迎えが来ていたから、もしかしたら私は彼の暇つぶしの相手になったのかもしれない。
お互い丁度いい相手だったんだ。
まぁなんていうか、不思議な人だったな……。
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白雨(プロフ) - ふーかさん» コメントありがとうございます〜！こういう俺様っぽいうらたさん好きなので褒めていただけて嬉しいです！もう少ししたら志麻さんも出てきますのでお待ちください〜！◎ (2月23日 10時) (
レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか(プロフ) - 続きたのしみに待ってます！！うらたさんめちゃめちゃいいですね🥹志麻さん推しなので、志麻さんが沢山出てくるところも楽しみにまってます💗 (2月17日 22時) (レス) @page16 id: dd6022b1aa (このIDを非表示/違反報告)
翼 - 勿論です✨白雨さん！これからも更新頑張ってください😆 (1月12日 22時) (レス) id: 07d93d7f27 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 翼さん» ありがとうございます！これからも頑張りますね、是非最後までお付き合いいただけますと嬉しいです◎ (1月9日 9時) (レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
翼 - 白雨さん！僕はこの作品が好きです！これからも頑張ってください(｡•̀ᴗ-)✧ (1月5日 22時) (レス) id: 07d93d7f27 (このIDを非表示/違反報告)
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