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「ただいまカップル割引と、カップル限定で頼めるメニューもあるのでそちらオススメしております！では、お席にご案内しますね」
いや私たちカップルじゃないんですけど。
そう思ったがセンラさんがやけに嬉しそうにしているので否定しないであげて、私たちは一先ず喉が渇いたということで入ったカフェにて休むことにした。
途中渋滞にハマって到着まで結構かかっちゃったし、センラさんイライラしてたからそんな彼にとりあえず糖分でも摂取させようという魂胆である。甘いもの好きだから食べさせてれば上機嫌に戻るだろ。多分。
適当に考えた作戦だったが大当たりだったようで、チョコレートフラペチーノを頼んだセンラさんは上機嫌にコップに口をつけていた。
「Aのも一口ちょーだい」
「え、やだ」
「俺の飲んでええからさ、な？」
「えぇー」
「おまえに拒否権ないんやからさっさと寄越さんかい」
ちっと舌打ちしてからセンラさんの方にアイス抹茶ラテを差し出す。すると躊躇いもなくストローに口をつけてごく、と中身を飲み始めたセンラさん。
何だか飲み込む際に上下するその喉仏がやけに煽情的に見えて、私は目を逸らした。だけど気になってもう一度盗み見るように彼を見ると、次は形のいいふっくらとした唇が目に入ってしまった。あの唇と関節キスしたのか、なんて子供みたいなことを考えて顔が熱くなるのを感じる。
だ、だめだめ、これ以上考えたらだめだ。
なんだか負けたような気になってしまって、私は顔を歪める。
「何見てんの。キスしたいの？」
「は、？」
「俺の唇見てたからそうなんかなーって思ってんけど……違う？」
「違うわ変態」
まぁ唇の形綺麗だな、とか色々考えてはいたけどそこまでは思ってない。ていうか私がキスしたいと思う相手なんてこの先一生現れるわけない。だって本気で好きになったことないもん。
ふん、と顔を逸らしながら手元に差し出されていたセンラさんのチョコレートフラペチーノに口をつける。すると、思いのほか美味しくて1口所ではなくなってしまった。
「え、うま。……うま」
「何回飲むねん」
「もう一口だけ」
「しゃーないな……ほら、最後な？」
「うん、うまぁ」
なんだこれ、滑らかな舌触り、そしてチョコレートの甘すぎず苦すぎずの丁度いい甘味。時折混じった砕かれたチョコの欠片が食感も生み出して……うーん、なかなかの味だ。
美味しかったなーと思いながらセンラさんをじーっと見つめると、「いやもうあかんよ」と言って一蹴されてしまった。ちっ、ケチな奴め。
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白雨(プロフ) - ふーかさん» コメントありがとうございます〜！こういう俺様っぽいうらたさん好きなので褒めていただけて嬉しいです！もう少ししたら志麻さんも出てきますのでお待ちください〜！◎ (2月23日 10時) (
レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか(プロフ) - 続きたのしみに待ってます！！うらたさんめちゃめちゃいいですね🥹志麻さん推しなので、志麻さんが沢山出てくるところも楽しみにまってます💗 (2月17日 22時) (レス) @page16 id: dd6022b1aa (このIDを非表示/違反報告)
翼 - 勿論です✨白雨さん！これからも更新頑張ってください😆 (1月12日 22時) (レス) id: 07d93d7f27 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 翼さん» ありがとうございます！これからも頑張りますね、是非最後までお付き合いいただけますと嬉しいです◎ (1月9日 9時) (レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
翼 - 白雨さん！僕はこの作品が好きです！これからも頑張ってください(｡•̀ᴗ-)✧ (1月5日 22時) (レス) id: 07d93d7f27 (このIDを非表示/違反報告)
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