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「Aって意外とウブなんやなぁ」
「意外と、ってどういう意味」
「普段大威張りしとるけど男慣れしてないやん？」
そう言いながらシャツを着始めたセンラさんから目を逸らしつつ、若干文句は言いたくなったがほぼ事実なので何も言い返せないまま押し黙った。
ていうか大威張りしてるってなんだ。そんな威張ってないぞ私。
心の中で悪態をついていると、いつの間にか着替え終わったらしいセンラさんが不意に私の名を呼んだ。振り返ると、彼は何故か1枚のシャツをこちらの方へ差し出していた。なんだこれ。
「はい、これ」
「え、なに？」
「Aも着替えて」
「いやこれセンラさんのシャツじゃん」
「え？着てくれへんの？」
「……は？」
一瞬言っている意味が本気で分からなかった。
なにいってだこいつ、と言わんばかりの瞳で彼を見上げるが、特に気にしてもいないらしくただただいつもの胡散臭い笑顔だけが返ってきた。
理解できなさすぎていつまでもその差し出されたシャツを受け取らずにいると、ついに口を開いたセンラさんが「しょうがないやん」と言った。全く主語がないその言葉を聞いて呆れる私に、彼はその後も言葉を続ける。
「だって俺のシャツ着てたら、俺のもんってすぐ分かるやん？ナンパされたって話聞いたら黙ってられへんからね。Aが誰のもんなのか……分からせなあかんやろ？」
「酔ってたくせにその話は覚えてんのね」
「俺酔っても記憶までは飛ばんタイプやねん。まぁ限界気にせずしこたま飲んだらどうなるか分からんけど」
まだそこまではやったことないなぁ、なんて言ってへらりと笑うセンラさんにゾッとした。私この人に大量に酒飲ませないようにしよ、なんか怖いもん。飲もうとしてたら絶対止めよ……。
そう心に誓っていると、センラさんは私の方へ近づいてきてついて私の服に手をかけた。
……この方は何をしてらっしゃるの？
「Aは着替えさせへんとあかんみたいやなぁ、しゃあないから俺が責任もって……」
「やめろロリコン！変態！」
「はぁー？酷言い草やなぁ？別にAの体見ても興奮せんっちゅーねん。下半身見てみぃ」
「別に見ないけど服脱がせようとするのは違うじゃん！」
私はそう言い返したが、口が上手いセンラさんに口論で勝てる訳がなかった。あれやこれやと言い争っているうちに口で負けてしまい、気づけばセンラさんに服を着替えさせられていた。
パジャマを脱いで真っ先に、下着かわいくないなぁ、と言われた時はまじでぶん殴ってやろうかと思った。
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白雨(プロフ) - ふーかさん» コメントありがとうございます〜！こういう俺様っぽいうらたさん好きなので褒めていただけて嬉しいです！もう少ししたら志麻さんも出てきますのでお待ちください〜！◎ (2月23日 10時) (
レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか(プロフ) - 続きたのしみに待ってます！！うらたさんめちゃめちゃいいですね🥹志麻さん推しなので、志麻さんが沢山出てくるところも楽しみにまってます💗 (2月17日 22時) (レス) @page16 id: dd6022b1aa (このIDを非表示/違反報告)
翼 - 勿論です✨白雨さん！これからも更新頑張ってください😆 (1月12日 22時) (レス) id: 07d93d7f27 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 翼さん» ありがとうございます！これからも頑張りますね、是非最後までお付き合いいただけますと嬉しいです◎ (1月9日 9時) (レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
翼 - 白雨さん！僕はこの作品が好きです！これからも頑張ってください(｡•̀ᴗ-)✧ (1月5日 22時) (レス) id: 07d93d7f27 (このIDを非表示/違反報告)
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