9.過保護。 ページ1
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スタバに入って暫くして、私は広げた課題と睨み合いをしていた。
なんなんだこれは。全くわからん。古文が苦手な私は何を言っているんだ、最早これは本当に日本語なのか？とバカみたいなことを考えながらスマホを辞書代わりにしてなんとか翻訳を進めていく。現代語訳に直すのは本当に苦手だ。
一体全体昔の人は何を考えていたんだろうか。
そんなことを思いつつ、頼んだホイップを乗せた抹茶ラテを一口飲む。美味い。
「(……これ今日中に終わるのか……？)」
視線を落とした先には、まだ冒頭部分しか終わっていない例の課題の紙が見える。こんなことならセンラさんに教えて貰いながらやれば良かったな。あの人頭いいから多分古文もできるでしょ。
なんて思ったが、そういえばセンラさん出身は日本じゃないんだった。確か、数年前までは同じアジア圏ではあるが外国で色々と危ない仕事をしていたとか何とか言っていたはずだ。今は合法の仕事しとるから大丈夫やで、なんて軽く言っていたが、自分から堂々と犯罪者宣言してくる辺り信用出来ない。
だって、あんな理性的なセンラさんがそんな事してたなんて思えない。まぁ裏社会と繋がってるんだろうなとは薄々気づいているけど、危ないことをやるほど頭は弱くないと思うのだ。
何度思い返しても、最初の出会いである駐車場での出来事はおかしいと思うけどね。だって、どう考えてもノールックで攻撃してくる男をかわして反撃していたのはおかしいよ。常人の動きじゃない。完全に修羅場をくぐってきた人の動きだった。
「(……うーん、あの人も謎が多いな。)」
センラさんについて気になることはあるが聞こうとは思わないし、あの性格なら詮索されるのは好きじゃないだろうから放っておこう。
面倒を見てくれるちょっと危ない、料理上手なお兄さんだとでも思っておけばいいのだ。うん、そうしよう。
納得した私は再び目の前に広げられた課題へと手を伸ばした。マジでやりたくないけど提出を守らないとどんな目に合うか分からないのでちゃんとやる。前の学校の古文の先生はめっちゃ優しかったけど、今の学校の古文の先生はネチネチしてて文句言われそうなんだもん。
はぁ、とため息を吐きながら、私はスマホと課題を交互に見つつ抹茶ラテで糖分も補給した。
そうしてなんとか頑張ったが、結局課題は3分の2しか終わらなかった。残りは新しくできた友達に見せてもらおう……そう思って、私は早々に諦めをつけて課題をファイルの中にしまった。
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白雨(プロフ) - ふーかさん» コメントありがとうございます〜！こういう俺様っぽいうらたさん好きなので褒めていただけて嬉しいです！もう少ししたら志麻さんも出てきますのでお待ちください〜！◎ (2月23日 10時) (
レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか(プロフ) - 続きたのしみに待ってます！！うらたさんめちゃめちゃいいですね🥹志麻さん推しなので、志麻さんが沢山出てくるところも楽しみにまってます💗 (2月17日 22時) (レス) @page16 id: dd6022b1aa (このIDを非表示/違反報告)
翼 - 勿論です✨白雨さん！これからも更新頑張ってください😆 (1月12日 22時) (レス) id: 07d93d7f27 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 翼さん» ありがとうございます！これからも頑張りますね、是非最後までお付き合いいただけますと嬉しいです◎ (1月9日 9時) (レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
翼 - 白雨さん！僕はこの作品が好きです！これからも頑張ってください(｡•̀ᴗ-)✧ (1月5日 22時) (レス) id: 07d93d7f27 (このIDを非表示/違反報告)
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