第弐頁 ひとかくし ページ34
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高遠が店を出てから高遠の家へ向かった。
物部「...高遠[ｱｲﾂ]
・
・
・
すげぇ家に住んでるな...」
目の前には幾つもの階段。
奥には鳥居。
周りには
竹
竹
竹。
シロ「しょーたろー」
シロが物部の裾を引っ張る。
シロ「歩くの疲れちゃったよぅ
だっこして」
確かに高遠の家までは長い距離だった。
ただでさえ階段が多いのに...。
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ぜー...
ぜー...
息が切れた物部。
わーい
ついた〜〜
着いたことに喜ぶシロ。
ﾚｲ「も、物部さん？大丈夫ですか？」
物部「あ、あぁ」
？「あら...？」
玄関前には使用人らしき女。
女「もしかして宗一郎様のご友人の方ですか？」
物部・ﾚｲ「「宗一郎様？」」
女「高遠宗一郎様です」
物部「あぁ...」
女「宗一郎様からご連絡頂いて
おりましたわ！是非お嬢様にお会いに
なって下さいな！」
物部「あ、いや...
礼儀に自信が無いんでな。
荷物さえ渡してくれれば十分なんだが...」
女「大丈夫ですよ！
お嬢様はそんな事を気にする方では
ありませんもの！
屋敷の使用人まで、気にかけて下さるん
ですよ。
以前私が鼠に驚いて声を上げた時には
お体の具合が悪いにも関わらず
一番にやってきて下さり、
炊事の者が腰を痛めた時には
お着物のまま
食事を作ろうとなさって...
そういうお優しい方なんです」
優しく笑う使用人。
トッ トッ トッ トッ
屋敷内をさっきの使用人が例の"お嬢様"の処まで案内をしてもらう。
女「お嬢様
失礼致します」
使用人が障子に手を掛けると、
？「きゃっ」
例の"お嬢様"が目の前に倒れてきた。
物部「...」
ﾚｲ「...」
シロ「...」
女「お...
お嬢様何をなさっていらっしゃるん
ですか！？」
お嬢様(？)「ご、ごめんなさい
宗一郎のお友達だって聞いてつい...」
あわあわあわとする使用人の女とお嬢様らしき少女。
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小夜「私、高遠小夜。
あなたは物部さん...よね？」
物部「あぁ」
小夜「宗一郎から聞いているわ！
こんな格好でごめんね」
切りが悪いですが次の頁へ→
終わり
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Reise(プロフ) - とっても面白いです！更新楽しみにしてます！ (2022年1月8日 20時) (
レス) @page34 id: 419824da4b (このIDを非表示/違反報告)
トマトジュース - え、最高やんけ…好きな漫画の小説なんて最高すぎるやろ (2019年4月18日 21時) (レス) id: b80cfcff24 (このIDを非表示/違反報告)
包帯無駄遣い迷惑噴出機(プロフ) - ゆいぽーさん» ゆいぽーさん有難う御座います！これからも頑張りたいと思いますので宜しくお願い致します！ (2018年4月1日 19時) (レス) id: 7a88606d9f (このIDを非表示/違反報告)
ゆいぽー - 面白いです！(●´ω｀●)更新頑張って下さいね！ (2018年4月1日 18時) (レス) id: b252799d53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒幕 | 作成日時：2017年10月22日 0時
