第邱頁 ものかくし ページ31
シロ「ねーね正太郎
爪のお化け鬼書じゃないの？
僕お腹空いた」
ﾚｲ「もう少しで出来るから」
ﾚｲは汁物を作り、物部は大根を切っている。
物部「わかってる
だいたい目星は付いているからな」
シロ「目星？」
物部「爺さん家の近くで男に会ったろ」
ﾚｲ「それってあの男なんですか？」
物部「あぁ、おそらくな」
ﾚｲは小皿に汁を注ぎ、シロに渡した。
シロは目を輝かせ飲んだ。
物部「あの男は腕に怪我をしていた
通り魔の犯人は鎌で追い払われたんだったな。
それとあの地下室
爺さんも念の入った事をする...
本を隠す地下室があるのは
誰も知らないはず
盗みに入った奴以外はな」
シロ「じゃあ早く行こうよぉ」
物部「やかましい奴だな...」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿
その夜
ﾚｲは血溜まりにある本＿＿鬼書を拾う。
ﾚｲ「物部さん」
ﾚｲは物部に鬼書を渡す。
物部「鬼書さえ盗まなけりゃ
こんな目には遭わなかっただろうに」
物部(...いやそもそも盗みに入るなという話か)
物部は鬼書を開いて見ていた。
シロ「正太郎、ﾚｲ
お腹いっぱい帰ろ」
シロの一言で物部は鬼書を閉じた。
後日...
物部らは例の盗みのあったお爺さんの家へ行った。
爺「おぉ、物部の...
本を買い取ってもらう話だが...
やはり無しにしようと思う」
物部「.........そうか
それは残念だ。
だがあの量運び出すのは
アンタら二人じゃ大変だろう
人手が必要なら...」
物部の言葉を遮る。
爺「いや
あれはお前さんに譲るよ
すべてな」
物部「！」
お爺さんの発言に驚きを隠せない物部。
物部は問い掛ける。
物部「なんでまた...
そこまでしてもらう義理はねぇぞ」
爺「いやなに
お前さんの店...前の店主とは付き合いが
あってな
あいつが病にかかった時
自分よりも店が無くなる事を
大層気にしていたよ。
お前さんが何者でどんな理由があって
そこに居ついとるかわからんが
あの店を継ぎ守ってくれている礼だ」
物部「...いや、でも
あれだけのものを無償で受け取る訳には...」
爺「ならお前さんが同じように
譲ればえぇ
同じ顔しとると思う奴にな」
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Reise(プロフ) - とっても面白いです！更新楽しみにしてます！ (2022年1月8日 20時) (
レス) @page34 id: 419824da4b (このIDを非表示/違反報告)
トマトジュース - え、最高やんけ…好きな漫画の小説なんて最高すぎるやろ (2019年4月18日 21時) (レス) id: b80cfcff24 (このIDを非表示/違反報告)
包帯無駄遣い迷惑噴出機(プロフ) - ゆいぽーさん» ゆいぽーさん有難う御座います！これからも頑張りたいと思いますので宜しくお願い致します！ (2018年4月1日 19時) (レス) id: 7a88606d9f (このIDを非表示/違反報告)
ゆいぽー - 面白いです！(●´ω｀●)更新頑張って下さいね！ (2018年4月1日 18時) (レス) id: b252799d53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒幕 | 作成日時：2017年10月22日 0時
