にゃんこ異世界転生ものがたり【ONE PIECE】 (ページ13)

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◇ ページ13

『君、靴擦れしているね。特に左足が痛そうだ。』

「？！な、何故それを...？！」

『先程から、右足に重心がかかっている。あぁ、そんな事したら、小さい靴なんだから、もっとくい込むよ？』

「！！！」

『どうせ、誰かから奪ったのだろう？そうだなぁ...例えば...１６５cm程の、小柄な男性。』

迷いなく話すA

よく一瞬でそこまでわかるなぁ

『そして、あぁ、それは工場で使ったようだ。靴の底に煤がついているよ。』

「お前...！！それ以上！！口を開くな！！！」

仲間らしき女の人を突き飛ばすとポケットからもう1つナイフを取り出した

あれは･･･本物？！

しかもAの方に向かって走ってる

･･･うーん、久しぶりにやるか

『おっと...やめたまえ。君では、僕を刺せない。なぜなら...。』

ルアラ「しゃけ！！！！」

体を前に倒して駆け出すと奴の懐に入り勢い落とさずに足を払った

流石に成人男性だとちょっときついなー･･･

久しぶりだしね

馬乗りになって取り押さえる

ルアラ「ふぅ〜･･･」

小さく息をつく

『ニコは、体術が最も優れているからさ。』

ルアラ「しゃけ！無事？！」

『お陰様で。ニコは...大丈夫だね。ありがとう。』

ルアラ「えへへ...。」

いわゆるあてしはのーきんなのあははは

衿「待って？凄くない？何なの。」

藍「あ...。思い出しました...。」

衿「な...何...。」

藍「Aさんと、ルアラさん...。あの方達は...昔の世界で、"白黒探偵"と呼ばれていた人達です！」

衿「白黒探偵？」

『あぁ、呼ばれていたねぇ。ネーミングセンスが無さすぎだと思うけれど。』

ルアラ「私達が真反対だけど、凄くチームワークが良いからね！！そう呼ばれてたんだって！」

衿「って、ちょっと待って？！探偵だったの？」

『一応ね。』

ルアラ「前もこんなような事、あったもんね。」

衿「どんな事件だったの？！」

『つまらない事件ばっかだよ。』

ルアラ「そうかな。私は見てて楽しかったけど...。」

色んな事件を見てきたけどどれも楽しかったな私は

the非日常って感じしたし

奴から目を離してAを見る

「そこの君達！」

「親御さんはどうした？」

『！僕達、お父さんと、お母さんを待っているんです。あ、お母さん！』

ルアラ「うぇっ？！」

ここまで騒ぎになると警察も来るよね･･･

しゃけに手を掴まれ走った