三刀流の幼なじみ (ページ20)

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「あー…腹へったー」

「「…………」」

ルフィ君の呑気な発言に言葉を無くす私達

「えっと…る、ルフィ君はつまり、航海術持ってないって事、かな…？」

「おかしいんじゃねぇか？」

そう、船長たるルフィ君は航海術を持っていないというのだ

「おかしくねぇよ、漂流してたんだもん俺は！

お前らこそ海をさすらう賞金かせぎじゃなかったのかよ」

「そもそも賞金かせぎを名乗った覚えはねぇ

ある男を探しに海へ出たら、自分の村へも帰れなくなっちまったんだ」

「……」

ーふぁ…

ーなんだコニー、眠いのか？

ーん…ちょっと、寝てもいい？

あ、この辺り、なら…コンパスの赤い針と同じように舵をとってれば…大丈夫だから…

ーおう

ー…おはよ…

ーお、おう…よく寝てたな

ー…？

ゾロ君、コンパス壊れてるんだけど…？

なんで…ひびが入ってグルグルまわってるの

ーいや…えー…ちょっと、な、ハハハ

「仕方ないから、海賊船を狙って…生活費を稼ぐ事にしたんだよね…？」

「うっ…」

「？…ああ、何だ迷子か」

「その言い方はよせ！！」