家族のハナシ-短編-

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Aside




“蓮、Aおはよー”




朝から明るく声をかけてくれる同級生たちに挨拶を返しつつ蓮と並んで登校中




樹「Aっ！おはよっ」



「あ、樹くん！おはよー」




蓮「ちょっと樹くん、おれもいるんだけど！」




樹「おれはかわいい子しか見えないの！拗ねんなって、蓮

A、今日の放課後暇？いつものカフェいこうよ」




蓮「樹くん、悪いけど今日はAとおれ、予定あるんで」




A「ごめんね樹くん、せっかく誘ってくれたのに､､､」




樹「いーのいーの！じゃあまた今度連絡するな！気をつけて行けよ？」




細くて少しゴツゴツした手でさらっと頭を撫でられて、颯爽と去っていった




さすが、爆モテじゅったんだわ､､､




蓮「樹くん、チャラすぎ､､､」



蓮は若干引いてるけど笑





真都「あっ、めめ！A！おはよ！」




後ろのほうから真都が駆けてきて結局3人並んで登校




蓮も真都も私の胸の高さくらい足が長いのに私と歩くときはスピードを合わせてくれる




だいぶ小股でちまちま歩かせて申し訳ない気持ちもあるけど彼らの優しさとしてありがたくそれに甘えている





教室に着いたらクラスの違う2人とはここでお別れ




A「じゃあねー」




蓮「じゃあ放課後な、教室迎えに行くから」




真都「Aまたね〜！」




2人と別れるのはちょっぴり寂しいし、不安にもなるけど教室に入れば仲良しな子たちがたくさんいるからそんな気持ちも一瞬でおさらば！




まだホームルームよりだいぶ早い時間なのに早速教室にいる慎ちゃんとも少しおしゃべりしてから大好きな学校生活が今日もはじまっていく





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