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9:このシーンって好きなんだよね! ページ8

『す、済みません!!遅れましたっっ!!』



クロハのバイクに置くてもらい、ユリはある倉庫前に来ていた。

其処には、国木田、賢治、与謝野、乱歩が居た。



「おっっっ......っそいぞユリッッ!!!」



『済みませんって!

で、何の用ですかね?......ん?』



国木田が懐から取り出した紙を手に取り、見る。

ユリはその文に目を通し終えると、『.........成程』と呟いた。



「おい、太宰!」



「ああ、遅かったね。虎は捕まえたよ」



「!

その小僧......」



『!

それじゃあ、敦くんが......』



「うん。虎の能力者だ。
変身している間の記憶が無かったんだね」



「全く____

次から事前に説明しろ。肝が冷えたぞ
おかげで非番の奴らまで駆り出す始末だ。皆に酒でも奢れ」




「なンだ

怪我人はなしかい?つまんないねェ」


与謝野晶子____能力名『君死給勿(キミシニタモウコトナカレ)



「はっはっは

中々できるようになったじゃないか太宰
まあ僕には及ばないけどね!」


江戸川乱歩____能力名『超推理(ちょうすいり)



「でも、そのヒトどうするんです?
自覚はなかったわけでしょ?」


宮沢賢治____能力名『雨ニモマケズ』



「どうする太宰?

一応、区の災害指定猛獣だぞ」


国木田独歩____能力名『独歩吟客(どっぽぎんかく)



『そうそう

此の侭軍警に突き出したら豪い事になるよ......?』


紅月ユリ____能力名『メデューサの日記』



「うふふ

実はもう決めてある」


太宰治____能力名『人間失格(にんげんしっかく)



太宰はチラリと床で寝ている敦を見遣った。

そして、指を彼に向ける。



「うちの社員にする」



笑顔でそう、云い放った。



「はああァア!!?」



『っく、国木田君...!
お、落ち着いて......っ』







深夜。

ユリは与謝野と二人で本を読んでいた。

隣に座る与謝野は新聞を読んでいる。

すると、太宰と国木田、そして谷崎が入って来た。

何でも、敦の入社大選考会をするらしい。

ユリは嫌々云ったが、如何やら強制参加らしい...。


「あ、あの........ユリさんは何かありますか...?」



『え、アタシ?

そうだなぁ......』



額に汗を浮かべながら訊いてくる谷崎。

ユリは暫し悩むと『あ!』と声を上げた。

10:名探偵との関係は...?→←8:家族団欒に、水を差す我儘童顔名探偵(cv神谷浩史)



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syunra(プロフ) - はーいw頑張りますねー! (2017年5月22日 22時) (レス) id: 47a0da064c (このIDを非表示/違反報告)
紅茶アールグレイ - ウチもユリみたいに異世界旅したい。切実に。あっ変なこと書いてすいません。面白いです。更新頑張ってください。 (2017年5月22日 21時) (レス) id: 0f3022c873 (このIDを非表示/違反報告)
syunra(プロフ) - 申し訳ありません。また修正しました。ご迷惑をかけてしまい、申し訳ありません。 (2017年5月19日 16時) (レス) id: bc7e1d9e17 (このIDを非表示/違反報告)
syunra(プロフ) - ありがとうございますw (2017年5月16日 22時) (レス) id: 47a0da064c (このIDを非表示/違反報告)
紅茶アールグレイ - 丁寧なご説明ありがとうございます。分かりやすくまとめてくださりありがとうございます。これからも更新頑張ってください。 (2017年5月16日 22時) (レス) id: 0f3022c873 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ダーインスレイヴ | 作成日時:2017年4月13日 19時

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