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7:一旦帰宅 ページ6

『只今〜〜。お、シンタロー』



「んぁ?.........よぉユリ。お帰り」



『只今。皆は?』



居間(リビング)に居るぞ
ってか、今日早くねーか?」



『あぁ。今日は早めに終わりにして来たんだ』



スニーカーを脱ぎ、シンタローと供に居間へと向かう。

この建築物(ビルヂング)は路地裏に設けられており、赤茶けた煉瓦造りだ。

三階建てで、一階は和設えの事務室、二階は居間や台所(キッチン)等生活感あふれる部屋、最上階である三階には十三の個室が設置させられている。

屋上には、テラスが設けられているのだ。




「おーい。ユリが帰って来たぞ」



彼らは皆、ユリの異能が生み出した異能生命体。

但し、その中には異能生命体でも人間でもない者もいる。

異能が生み出した彼らの本体は蛇の姿をした能力で、ユリの意思でその見た目になっている。


目を隠す____キド


目を欺く____カノ


目を盗む____セト


目を奪う____モモ


目を凝らす____ヒビヤ


目を覚ます____エネ


目を醒ます____コノハ


目が冴える____クロハ


目をかける____アヤノ


目を合わせる____マリー


目に焼き付ける____シンタロー


彼らがユリが所持する異能(神が造り出してくれた)の産物、また、もう一人は妖怪(兼トリップさせた神)だ。


此方の名では、____夏目貴志。


夏目貴志、とは正に夏目〇人帳の主人公だ。

だが、彼はその本人ではない。

彼は、神だ。ユリとワカナをこの世界に連れてきた情報神ヘルメスが彼の正体なのだ。

だが、ヘルメスがそう呼べというので呼ぶことにした。



「お帰り、ユリ」



『只今、貴志。相変わらず、残念なイケメンだわアンタ』←


長卓子(ロングテーブル)に手を置き、王座の様に置かれた、年季の入った揺り椅子(ロッキングチェア)に腰掛けた。

ゆらり、ゆらりと揺られながらユリは革椅子(ソファー)に座って笑い合うマリー、モモを見て秘かに微笑んだ。

「何笑ってるんだ?」珈琲を手渡しながらキドが云った。

気が付けば、左にはクロハ、コノハ、カノ、シンタロー(ちなみにエネはスマホの中にはいません。其の侭浮いてます)。右には夏目、キド、セト、アヤノが座っていた。

そして、椅子の後ろにヒビヤが居る。



『否?.........何だか、羨ましいなって思って』



「羨ましい?」



「彼らは僕の力で作り出したものだけど...」

8:家族団欒に、水を差す我儘童顔名探偵(cv神谷浩史)→←6:虎探しの序に片割れ探し



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syunra(プロフ) - はーいw頑張りますねー! (2017年5月22日 22時) (レス) id: 47a0da064c (このIDを非表示/違反報告)
紅茶アールグレイ - ウチもユリみたいに異世界旅したい。切実に。あっ変なこと書いてすいません。面白いです。更新頑張ってください。 (2017年5月22日 21時) (レス) id: 0f3022c873 (このIDを非表示/違反報告)
syunra(プロフ) - 申し訳ありません。また修正しました。ご迷惑をかけてしまい、申し訳ありません。 (2017年5月19日 16時) (レス) id: bc7e1d9e17 (このIDを非表示/違反報告)
syunra(プロフ) - ありがとうございますw (2017年5月16日 22時) (レス) id: 47a0da064c (このIDを非表示/違反報告)
紅茶アールグレイ - 丁寧なご説明ありがとうございます。分かりやすくまとめてくださりありがとうございます。これからも更新頑張ってください。 (2017年5月16日 22時) (レス) id: 0f3022c873 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ダーインスレイヴ | 作成日時:2017年4月13日 19時

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