テスト中に外見てたら羅生門くん(黒獣のほう)が窓突き破ってきたんだけど 【文豪ストレイドッグス】

12：黒に染まった蒼と白に塗り替えられた紅 ページ11

『そうだな。

で、そっちは如何だい？ポートマフィアの蒼月ワカナさん」




蒼月ワカナ＿＿＿＿異能力『存在証明』




第三者とは、生き別れたワカナであった。

彼女は今、ポートマフィアで芥川と交際中である。

ユリの義父が福沢であるのに対して、ワカナの義父はポートマフィアの首領である森鴎外だ。

二人は、そういう愚痴的なものを吐く、仲間のような再開をしたのだ。

＿＿アタシ的には嬉しくないんだけどねｗ←



「んー...まあ、普通かな。特に変わったこともないしね〜」



『ならいいが......』



「うん」



「何をしている、ワカナ」


其処には、血塗れた芥川と、頬を腫らした樋口の姿。

ユリはワカナから身を少し引いた。



『！！

是は是は......芥川氏ではありませんか。何時も、うちのワカナが世話になっているようで...』



「貴殿は......紅の月か......」



『如何にも。現在は、武装探偵社の社長秘書兼雑事を遣っております。以後、お見知り置きを』



「貴殿の話は、我々の方でも何度か耳にしている。............米国のマフィアをたった一日で壊滅させたとか...」



『ええ。それは事実で御座います。貴方方の首領である森様も知っているでしょう』



クスクスと口に手を添えて笑う。

樋口は、彼女のその佇まいを見て可笑しくなりそうだった。



「......貴女は一体」



『おや、麗しいお嬢さん。ワカナが世話になっているみたいで。』



「質問に答えろ。ワカナさんとは如何いう関係なんです...？」



『嫌ですね。そんなに殺気立たないでくれませんか？

まあ、お答えしてもいいでしょう。只の友人ですよ。彼女とは同じ孤児院の出なのでね』



「一寸〜、先に云っちゃうの？」



『悪いね。



其れでは、アタシは是で』





＿＿＿エルフの正体もつかめたとこだしね☆←



黒に染まった青い月と白に塗り替えられた紅い月＿＿＿＿

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