バボちゃんの中の人系女子。

Episode 2 ページ2

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数日後、一次採用の通知が来て、のこのこと面接場所にやってきた。



うわなんかでっかいビル...なんか凄いとこ来ちゃったよ...



条件の1つに、160センチ未満の方とあった。
私は156センチ、完璧にクリアである。



ウン十階とあるエレベーターのボタンをタップし、チンと言う到着音とともに目に入ってきたのは。



『ば、バレーボール協会？！』



いやいやいやえっ？なんで？


ここで合ってるよね？携帯を開いて確認しても、ここで間違いない。


バレーボール協会がなんて着ぐるみ？？


混乱しながらも恐る恐る足を踏み入れた。




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『あの...すみません、アルバイトの面接に来たんですが』


綺麗な受付のお姉さんに話しかける。


「承知致しました。担当者の者を呼んでくるのでお座りになってお待ちください」


『あ、はい...』



慣れないフカフカの椅子にちょこんと座る。

私はなんてところに来てしまったんだろうか。

着ぐるみなんて、イベントのしょぼいキャラだと思ってたのに(失礼)



「こんにちは。よく来てくださいましたね、担当者の和賀といいます、本日はよろしくお願いします」


『よ、よろしくお願いします！』


アルバイトの面接ってこんなに高待遇だっけ？と戸惑う。


「面接室はこちらです。ご案内します」


爽やかな笑顔で微笑まれ、ドキッとする。

いかんいかん、これから面接なんだから！


自分に喝を入れて、なれないヒールを鳴らした。





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