＊2000hitありがとうございます！ 短編行きまーす ページ46
まだお兄ちゃんと仲直りする前の事。
満月の光が輝く夜。私は一人で見張り台に登った。
すると、そこには…。
マ「何だい？お前も来たのかい？A」
右足を見張り台から垂らして左足を曲げてその上に左腕を乗せながら微笑むマルコがいた。
マ「どうしたんだい？」
お酒を飲んでいるマルコは…。
「…なんか、色気があるな、と思って」
マ「褒め言葉として受け取っておくよい」
そう言って笑う。心が広いなぁ。
マ「一人でお前も酒かい？」
右手に持った酒瓶を見て言う。
バレバレだよね。
マ「ハルタでも誘えやいいのにねい」
「絶対に嫌！」
何でお兄ちゃんと飲まなきゃいけないのよ！あんな
人と！！
マ「…心の中で言ってるつもりかもしれねえが全部漏れてるよい」
…気をつけよ。
マ「どうしてそんなに嫌うんだい？」
どうして…か。
「私を置いて行ったから。何も言わずに行ったから」
お兄ちゃんにはお兄ちゃんの生き方がある。
そんな事分かってる。
でも、置いて行かれるのは悲しかった。
何も言われなかったのはもっと悲しかった。
胸をギュッと掴まれたみたいに苦しかった。
だからお兄ちゃんの事を忘れようとした。
なのに…。
忘れようとすればするほどその存在が大きくなって、そんな事できなかった。
マ「…奴にも奴の信念があったんだよい。あいつがいつか…遠くないうちに話してくれるのをAはただ待ってればいいんだよい」
そう言って微笑むマルコの隣に座りお酒を飲んだ。
＊マルコ視点
あの時と同じように月が輝く夜。
A「やっぱここにいた」
Aがあの時とは違って至極楽しそうに登ってきた。
「何だい？また俺と飲もうってのかい？」
A「正解。隣いい？」
「こんないい女の誘いは断れないねい」
A「ありがと」
こいつは最近ハルタと和解したらしく、毎日笑顔を俺達に向けてくる。
「最近よく笑うねい」
A「皆好きだから」
嬉しい事言ってくれるよい。
「イゾウのとこはどうだい？」
16番隊は射撃を得意とする奴らが多い。六式使いは俺の隊が似合ってると思うんだが…。
A「楽しいよ。イゾウもそこまで厳しくないし。サッチからドSって聞いてたんだけど…」
まだ出ねえかい。あいつは時間が経つと時々出るからねい。新人は最初ビビるが、直ぐに慣れる。多分こいつもあいつの本性みるのは直ぐだろう。
Aの降ろされた髪が風になびき、俺の鼻をくすぐる。
たまには…月見酒もいいもんだ。
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シオン - できれば、イチャイチャしてるシーンも書いていただきたい (2020年1月29日 10時) (
レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
水仙(プロフ) - 改行など、一文一文繋げないで書けばもっと見やすくなります。正直いって、お話は面白いのに見づらくてもったいないなと思いました。 (2017年8月19日 23時) (レス) id: 2af43545d8 (このIDを非表示/違反報告)
焔彩(プロフ) - 8000hitありがとうございます！ (2015年11月27日 10時) (レス) id: 5e6d9dd208 (このIDを非表示/違反報告)
焔彩(プロフ) - 7000hitありがとうございます！ (2015年11月25日 11時) (レス) id: 5e6d9dd208 (このIDを非表示/違反報告)
焔彩(プロフ) - 6000hitありがとうございます！ (2015年11月21日 18時) (レス) id: 5e6d9dd208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焔彩 | 作成日時：2015年8月25日 15時
