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*ククール視点
邪悪な禍々しい“気”を感じて急いでAの部屋に
向かうと、そこには弓を構えているAと
ドルマゲスの姿があった
ク「A!!」
名前を呼べば振り向く
「ククール…!」
Aはすぐに弓を構え直してドルマゲスを睨む
「今まで…三人の末裔を殺したのは…あなた?」
ド「そう
君で四人目だ」
そう言った奴の顔のホントにスレスレのとこを矢が掠めた
ク「A?!」
「抵抗くらいします!」
*ククール視点終了
ククールと生きていたいから
この国の行く末を見守りたいから
「こんなところでやられるわけにはいきません!」
もう一発放つと、体が動かなくなった
そんな…何で?!
「ククール…皆さん…大丈夫ですか?」
よかった、声はでる
ク「俺達は大丈夫だ!それより、自分の心配を
してろ!」
ドルマゲスがわたくしの前に降り立つ
ド「さようなら」
ドルマゲスの持つ杖は…知っている
暗黒神ラプソーンが封印されている“神鳥の杖”
それが…振り上げられた
*ククール視点
「まだ……………四人です
……………四人もいます
ラプソーン、お前が復活する事はない」
初めて聞いた、Aの敬語じゃない話し方
ドルマゲスは口元に笑みを浮かべると杖を
振り下ろした
ザシュ、という嫌な音がしてAの胸が杖に
貫かれていた
ク「A!!」
叫ぶと、体が動くようになった
床に倒れたAを抱き起こすと、もう息は
していなかった
ク「くっそ!くっそぉぉぉぉ!!!」
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作者名:焔彩 | 作成日時:2015年7月20日 23時