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バーボンに仕掛けられた盗聴器から、ベルモットの反応を聞いていると、かなりヤバイ事が分かった。
「私はいつからベルモットのものになったの…?」
風「あまりここでその名前を出さないでくれますか?」
後ろから声をかけられて驚いて立ち上がる。
今私がいるのは警視庁の公安部。
「出ましたね、風見さん。私の側に寄らないでください」
降谷さんにここで待つように言われて盗聴器からの音を拾っていたけど、嫌いな人間が側に来ていた。
風「元を辿れば、お前が盗聴器を仕掛けるからだ」
「警戒してる対象に簡単に盗聴器を仕掛けられるなんて、公安辞めた方がいいんじゃないですか?」
風「何だと?!」
言い合いに発展しそうになったけど、耳につけていたイヤホンから聞こえてきたベルモットの言葉に、顔を手で覆った。
ベルモットってこんな人だっけ?ヤバイ、イケメンかよ。
守ってくれるの?!
風「どうした?」
「友人のカッコよさに身悶えしてます」
風「組織の幹部を友人と言うとは…」
いやいや、私も元幹部だから。
「彼女はあの方のお気に入りですけど、ラムにも腹心がいるんですよ」
風「何?!」
「コードネームはキュラソー。運動神経とか、記憶力とか、人間離れしてる美人なんですよ」
風「女の事はよく知っているようだな」
「そんな事どうでもいいんで、会いに行ってきていいですか?」
風「降谷さんが戻ってくるまで待て!!」
その後、会いに行く行かないの話をし続けていたら、戻ってきたバーボンに叱られた。
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焔彩(プロフ) - アオさん» ご指摘ありがとうございます!気を付けます! (2018年6月14日 11時) (レス) id: 5e6d9dd208 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 「可愛そう」じゃなくて、「可哀想」だと思います。 (2018年6月14日 8時) (レス) id: 48b43752b9 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってください。 (2018年6月10日 14時) (レス) id: 8bae2088af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:焔彩 | 作成日時:2018年6月10日 14時