第30話 ページ31
円堂sid
円堂「風丸、久しぶりだな。」
こうやって風丸と話すのは本当に久しぶりだ。
帝国のジャージを着た風丸。
風丸「ああ、久しぶり。」
円堂「どうだ？サッカー、楽しい...か？」
風丸「まあな...」
風丸、少し悲しそうな顔をしている。
よし、今だ！
円堂「風丸...なんで帝国学園を選んだんだ？？」
風丸「やっぱり、白雪も鬼道も総帥のせいだって疑ってるもんな。」
円堂「疑ってる...？」
風丸「俺が強化委員として帝国学園に来たばっかりの時は、まだみんなと対面していなかった。
そして数日後、帝国と星章学園の練習試合があったんだけど、帝国はボロボロに負けて。そこに総帥が現れて従おうと思ったんだ。」
円堂「じゃあ、影山が風丸にっていうのは...」
風丸「...それは勘違いだな。総帥は俺たちのために策を考えてくれる。去年の卑怯なやり方とは違うんだ。」
円堂「そっか...そっか...！！
俺、風丸のこと応援するよ！全国大会まで行って、戦おうな！」
風丸「...ああ！戦おう！
あと、白雪を幸せにするんだぞ。」
円堂「えぇっ、知ってたのか！？」
風丸「お前と白雪の絡みを見ていれば誰だってわかるさ。」
円堂「えへへ...もちろん幸せにするぜ！」
俺と風丸は全国大会で戦おうという約束の握手をした。
そして、白雪と鬼道と合流した。
『あの影山め...。』
鬼道「円堂、風丸はなにか言ってたか？」
円堂「風丸は...影山の誘われて帝国に来たわけじゃない。」
『...それは影山も言っていた。』
円堂「星章学園との練習試合で帝国がボロボロに負けて、そこで影山が現れて...」
鬼道「風丸は影山に従おうとしたのか。」
円堂「そうだ。」
『どんな理由があろうとも、従う風丸も復帰してきた影山も許せない。』
円堂「でも去年とは違うらしい。」
『違う...？』
円堂「去年みたいな卑怯な事は起きていない。」
鬼道「...世宇子中は。」
円堂「聞いた話、世宇子中はもう神のアクアを使って戦ってはいない。」
『...そ、そうだったのか...』
円堂「だから、俺は風丸を応援しようと思った。」
全国大会で戦うんだ。風丸と...！
『...そうだな。私も応援しようかな。』
鬼道「...俺もな。」
円堂「鬼道...白雪...！」
...これが俺達の仲間だ。
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作者名：ひげちゃむ | 作成日時：2018年12月1日 17時
