謎のストライカー、強化委員に！？【アレスの天秤】 (ページ19)

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第18話ページ19

『...いた！響木監督！』

響木「どうした。今日は部活休みだぞ。」

『今すぐ管理局にお願いしてほしいことがあるんです。』

響木「白雪を試合に出してほしい、と？」

『その通りです。』

響木「...白雪が入ったからって点を取れると思ってるのか。」

『必ずとは言えません。ですが、明後日の初戦で負けたら利根川東泉は終わりなんですよ！？』

響木「白雪と円堂中心に強化していくとは言ったが、お前らだけが強化したら残り10人を強化しないままフットボールフロンティアに優勝してこの利根川東泉を去る。

それだったら、利根川東泉を強化する意味なんて無いだろ。

それに他は1人ずつ強化委員を全国の学校に送り付けてるのにお前らは特別に2人で強化している。利根川東泉だけズルい強化の仕方になるぞ。」

『...っ。』

響木「まあ、一応問い合わせてはみるがな。」

『響木監督...。』

円堂「ありがとうございます！」

『ありがとうございます！』

響木「さて。明日は練習だ。白雪コーチと円堂の活躍を期待してるぞ。」

『「はい！」』

『円堂、私寄りたいところあるから、先宿に帰っててくれる？』

円堂「おう！わかった！」

今日も、野坂くんと茜ちゃんいるかな。

『着いた...』

「...。」

茜ちゃん...って、灰崎くんいるし。

野坂くんまだいないのかぁ。

あ、灰崎くん出た。

『茜ちゃん。』

茜「...あ、Aちゃん、来てくれたの。」

『もちろん。野坂くんは？』

茜「まだ来てないよ。」

『そっかぁ...あ、クマちゃん新しくなってない？』

茜「うん。凌兵がくれた。」

『よかったね。大切にとっておくんだよ。』

茜「うん。」

野坂「ごめん。遅れたよ。茜ちゃん、Aちゃん。」

茜「野坂くん。...あ、そうだ。Aちゃんに聞きたいことがあって！」

『...？』

茜「Aちゃんってどこの学校に通ってるの？」

『私？前は雷門中だったけど訳あって利根川東泉にいるの。』

野坂「その利根川東泉には元雷門中だった円堂守もいる。」

『ここだけの話、円堂と付き合ってるんだよ...ね。』

野坂「そうだろうとは思ってたよ。」

『まぁね。お互い好きだからね。

あ、もうそろそろ私行かなきゃ。円堂が待ってる。』

野坂「今度君の惚気話でも聞かせてよ。」

『気が向いたらね。それじゃ、また明日！』