第34話 ページ35
後半が始まった。
だが、世宇子にやられて雷門のみんなはもう立てない。
どうして。私を出さない。
ｺﾝｺﾝ
ノックの音。誰だ。
『...どうぞ。』
響木「白雪、帰ってなかったのか。」
『帰ってたら流石に怒りますよね』
響木「どうだ。雷門のみんなは」
『世宇子にボロボロにされて...円堂達は無理にでも立とうとして...』
響木「そうか。お前は影山に目をつけられている。」
『それは前からなのでは...』
響木「今もだ。だから白雪の能力も全て知っている。」
『...だから勝てない。』
響木「お前、俺と雷門のみんなに内緒で新必殺技の特訓していただろ。」
『...っ！なぜそれを...』
響木「監督だからな。黙っといてすまんな。
その技なら流石に影山は知らない。後半あと15分、出るか。」
『...ええ。もちろん。絶対点を取って見せます。
豪炎寺のファイアトルネード、
土門、一之瀬、円堂のザ・フェニックス、
そして、この白雪Aの新必殺技で。』
響木「よし。行ってこい！」
『はい！』
角馬「雷門選手交代！
おや！？謎でもある幻でもある、雷門のストライカー、白雪がフィールドに立った！」
円堂「白雪！」
豪炎寺「待ってたぞ。」
『なーんか、お前に言われたくねえな。
世宇子中なんて、すぐに倒してやるよ。
アフロディ、だっけな、仲間を傷つけた罰として、俺がお前を傷つける。いいな。』
アフロディ「くっ...！」
ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
『豪炎寺！世宇子にボールをやれ。』
豪炎寺「はっ！？お前何を言って...」
『いいから！』
豪炎寺「...」
角馬「ななななな、なんと！？豪炎寺がアフロディにボールを渡した！これは作戦か！？
」
アフロディ「あれ？君は僕に勝ってほしいのかい？」
『ほしいからボールを渡した。』
豪炎寺「お前...！」
『焦るな。円堂なら絶対ボールをとめる。マジン・ザ・ハンドで。』
豪炎寺「でも、まだ未完成。」
『円堂は今、ここで完成させる。』
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作者名：ひげちゃむ | 作成日時：2018年11月23日 18時
