ママにあいたい。【文豪ストレイドッグス】【ママにあいたい。】

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＊ ＊ ＊ ＊



「めだまさん！ききたいことがあるんだけどね、みずをくむものほしいな！ないかな？」



「ドウシテ？」



「ひとだすけをしたいの！



……ひとなのかはわからないけど」



「ウツワ……人助ケノタメデスカ……」



めだまさんはすこしかんがえてから、



「……分カリマシタ」



といってくれた。



めだまさんはガチャガチャとおとをたててうつわをさがしはじめて、そしてひとつのおおきいうつわをひっぱってきた。



「ゴミ箱 デスケド コレデイイデスカ？」



これならおみずをくめる！



「うん！おみずがはいるならだいじょうぶだよ！」



そういうと、めだまさんはぼくのあたまにごみばこをのせた。



「ありがとう！」



よし、おにいちゃんのところへもどろう！



＊ ＊ ＊ ＊



「おにいちゃん、もってきたよ！これでいいのかな？」



「よし、これなら充分だろう。作るか」



そういうと、おにいちゃんはぐにゅぐにゅでごみばこをしばって、わっかができたところをぼくのくびにかけた。



「＿＿ほら、出来たぞ」



「すごい！これでおみずはこべるね！ありがとう！」



そういうとすこしおにいちゃんはにこっとして、



「縛っただけだがな」



といった。



「じゃあ行ってこい」



ぼくはうなずいて、



「うん！」



とへんじをした。

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