検索窓
今日:3 hit、昨日:11 hit、合計:59,756 hit

47話 ページ48

…おかしい。どうして体が崩れないの?



「頸が斬られちゃったぁぁ!お兄ちゃああん!!」



「うぅううん」



女の鬼の体から、鬼が出てきた。


反応して、宇髄さんと一緒に斬撃を入れるが、既にそこにいなかった。



頸を落としても死なない。



それに、後から出てきた鬼の方の反射速度が凄まじい


女の鬼の比じゃない。






もう一度攻撃を仕掛ける。




ビチッ!!



宇髄さんは頭を、私は右頬を斬られた。一緒に前髪も切られてしまった。ぴえん。(真顔)




「へぇ、やるなぁあ。攻撃止めたなぁあ」


「殺す気で斬ったけどなぁ、いいなあ、お前たち。」



よく見ると、その鬼は腹が痩せこけていた。

ほんとに、骨しかない様なほど、細かった。




「その顔いいなぁ。肌もいいなぁ。シミも痣も傷もねぇんだなぁ。」



「そっちの男は肉付きもいいなぁ。俺は太れねぇんだよなぁ。上背もあるなぁあ」


と、宇髄さんを褒めだした。


「妬ましいなぁあ、妬ましいなぁあ。死んでくれねぇかなぁあ。」



すると、女の鬼が泣きながら男の鬼に訴える。


どうやら二人は兄妹らしい。



「取り立てるぜ。俺はなぁ。やられた分は必ず取り立てる。」


「死ぬ時グルグル巡らせろ。俺の名は妓夫太郎だからなぁあ。」


鎌のような物で攻撃が来る。



宇髄さんが左へ目配せしたので、私は右端の人を守るためにその人たちの前に立ち、攻撃を防ぐ。



「妬ましいなぁあ、お前ら本当に。いいヤツらじゃねぇかよ。

人間庇ってなぁあ、格好つけてなぁあ、いいなぁあ」



「そいつらにとってお前らは命の恩人だよなぁ。さぞや好かれて感謝されるだろうなぁあ。」





宇髄「まぁな、俺は派手で華やかな色男だし、当然だろ。女房も三人いるし、もうじき四人に増える。」



…それは、誰の事だろうか。



「女房が三人もいるのかよ、ふざけるなよなぁ!!許せねぇなぁぁ!!!」



〈血鬼術 飛び血鎌〉



だめだ、数が多い。庇っていたら捌けない。



そう判断して、地面を斬って1階に降りる。



宇髄さんも同じ様にしたみたいだ。





宇髄「逃げろ!!身を隠せ!!」


A「早くこの場から離れてください!!」




すると、来るはずのない斬撃がこちらへ向かってきた。



え!それ操れるのぉ!?ずるくない!??





それより、この兄妹、どういうことだ。


妹の方は頸を斬っても死ななかった。


兄の方が本体なのだろうか…?

48話→←46話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 5.2/10 (77 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
50人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 原作沿い , 救済
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:BoRam | 作成日時:2019年12月11日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。