25話 ページ26
しのぶちゃんは嫌そうだっが、仕方無い。人の命がかかっているから。
しのぶ「分かりました。これを。」
と言って、解毒薬を持たされた。
私も少しは薬学を学んでいるので、とりあえずは大丈夫だろう。
A「じゃあ、しのぶちゃん。また後で合流しましょう。」
しのぶちゃんが頷いたのを確認して、雀を追う。
雀「チュン!!チュンチュン!!(あの小屋の上にいるんだ!!!)」
A「あの小屋ですね。」
脚に力を入れて一気に飛び乗る。
ふわっと着地する。
A「よく頑張りましたね。もう大丈夫ですよ。」
声を掛けて体の様子をみる。
A「うん。呼吸で毒の巡りを遅らせていたんですね。関心です。」
毒を調合して、うってあげる。
全身をぐるぐる巻きにして、抱えて小屋から飛び降りる。
他の人たちも、同じ解毒薬で大丈夫だろう。
カナヲ「…A。」
A「!カナヲちゃん。」
カナヲ「…ここは任せて、師範の所へ行っても大丈夫。」
A「ありがとうございます。じゃあお願いしますね。」
隠の方達に解毒薬を渡して、この場をカナヲちゃんに任せて先を急ぐ。
走っている途中で、縄で縛られた猪?を見つけた。
よく見たら、猪の頭を被った人間だった。
A「…うわ、これ義勇くんが縛ったぽいですね…可哀想に…。」
と、縄を解いてやる。
グターっとしていたが、私に気付いた様だ。
「…オマエ…だれだ?」
ひどく、声がガスガスだった。
A「私は緒方Aといいます。」
「…俺は、嘴平…いのずげだ…」
A「へぇ。伊之助くん。どんな字を書くんですか?」
伊之助「…俺、読み書きできねぇ…」
A「あら、じゃあ今度教えて差し上げます。」
ニコッと笑うと、伊之助くんは眠ってしまった。
とりあえず、隠の方に預けた。
しばらく走っていると、取っ組み合いをしている二人を見つけた。
A「…あれほど仲良くしてくださいと言ったのに…何してるんです?二人して。」
しのぶ「冨岡さんが鬼殺の妨害をするので。…邪魔しないでください。冨岡さん。」
義勇「…」
しのぶ「何とかおっしゃったらどうですか?」
それからまた長々と続きそうだったので放置する事にした。
鴉「伝令!伝令!!炭治郎・禰豆子、両名ヲ拘束。
本部へ連レ帰ルベシ!!!」
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作者名:BoRam | 作成日時:2019年12月11日 22時