18話 ページ19
煉獄side
鬼殺隊に入って、初めて誰かに助けられた。
1人で任務をこなしていた時、鬼がもう一体いるのに気付かず、駆けつけてくれた鬼殺隊員がその鬼を倒してくれた。
A「大丈夫ですか?遅くなってしまいすみません。」
その少女の舞うような美しい斬撃に目を奪われた。
煉獄「うむ!助けられるとは、柱として情けない!」
もっと鍛錬を積まねば…
そう考えていると、少女は微笑んで
A「…そんなに気負わないでください。支え合うのは当たり前です。」
一人で抱え込まず、頼ってください。
その言葉に、目を見開く。
初めてこんな事を言われた。
A「さぁ、怪我の手当をしましょう。座ってください。」
煉獄「ムッ!このくらいの怪我なんともないぞ!よくあることだ!慣れている!!」
すると、少女はムッ…と顔を顰める。
A「…大丈夫じゃありません。それに、慣れてはいけないんですよ。」
と言って、俺を無理やり座らせる。
傷口に綺麗に包帯が巻かれていく。
A「次、怪我を放置したら怒りますからね。」
煉獄「…善処しよう。」
ダメです。絶対ですよ?
そう言って朝日に輝く笑顔が、頭に焼き付いた。
50人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:BoRam | 作成日時:2019年12月11日 22時